読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

捕らぬマイルの皮算用~知識のANA埋め~

SFC修行、マイレージ、クレジットカード、資産運用、デジタルガジェットなどの知識の補足用ブログ

コストパフォーマンス高!プレミアムエコノミーへの無料アップグレード

f:id:romulus_k:20160807232608j:plain最終更新:2017年1月17日

SFCを取得することで得られるメリットの一つに「プレミアムエコノミーへの無料アップグレード」があります。

f:id:romulus_k:20160808173050j:plain


条件はありますが非常にコストパフォーマンスの高い特典であると言えます。
エコノミークラスとの違い、設定路線、条件などについて解説します。

プレミアムエコノミーの基礎知識

国際線に用いられる座席クラスを序列で並べると、高い順から

ファーストクラス>ビジネスクラス>プレミアムエコノミークラス>エコノミークラス

という形になります。
プレミアムエコノミーはこの序列の中でビジネスクラスとエコノミークラスの中間に位置する搭乗クラスですが、「エコノミー」と名の付く通り、中間とは言ってもどちらかと言えばエコノミー寄りのクラスです。
しかしながら、特に長距離路線などにおいて、ある程度快適な旅を得るために有効な選択肢となりうるのがプレミアムエコノミー(略称プレエコ)であると言えます。

<エコノミークラスとプレミアムエコノミーの違い>
・専用チェックインカウンターあり
・手荷物優先タグ
・ラウンジ利用可能
・シートがエコノミーよりも快適仕様になる
・ドリンク、軽食、デザートなどがグレードアップ

主な違いは以上のようなものです。
エコノミークラスでは利用できない空港サービス、機内サービスを受けることができるため「ワンランク上の旅」として注目を集めていて、第4のクラスとして展開する航空会社が増えています。
またSFC修行の観点から言っても、マイル積算率が100%であること、シドニーとシンガポールの路線においてPP単価10円を切る運賃が設定されることがあること、一回の獲得PPを増やしたフライトが可能なこと、国内線プレミアムクラスと同じくSFCを取得しなければ得られないメリットを体験することができることなどから、国際線を用いた場合のSFC修行として注目の座席クラスです。

ANAのプレミアムエコノミーについての特典を「SFC取得後の特典」として考えた場合には、SFC取得後にはプレミアムエコノミーの専用チェックインカウンターだけでなくビジネスクラスのチェックインカウンターも使うことができますし、手荷物優先タグも搭乗クラスによらず付けてくれますし、さらにラウンジも利用できるため若干恩恵が薄れるとも言えます。

つまり、SFC特典としてのアップグレードの主なメリットは空港サービスではなく機内サービスの2つ、
「シートがエコノミーよりも快適仕様になる」
「ドリンク、軽食、デザートなどがグレードアップ」
ということになります。

気になる価格の差はどの程度か・・・というところですが。
もちろん路線や便によって大きく異なるので一概には言えないのですが、調べてみると意外と大きな差が出ることがわかります。10万円以上の差が出ることもありますね。
時折旅作やANAハローツアーなどで、飛びぬけて安い運賃が設定されたりもしますが出発日が限られていたり、通常はそこそこ高い値段することが多いので、あらかじめプレミアムエコノミーを確保しておこうとするとそれなりの出費を覚悟しなければなりません。

この差額分を無料で得られると考えるとかなりお得な印象があります。

プレミアムエコノミーで得られる座席と機内食

そんなプレミアムエコノミーへの無料アップグレードで得られる恩恵は、主に座席の違いと機内食の違いです。

f:id:romulus_k:20160807234152j:plain
例:B787-9のプレミアムエコノミーシートの場合。
(ANA公式ページより引用)
PREMIUM ECONOMY シート一覧|Service & Info[国際線]|ANA

例えばB787-9のシートの場合で比較すると、
シートピッチ・・・エコノミー34インチ、プレエコ38インチ
シートモニタ・・・エコノミー9インチ、プレエコ11インチ
以上のようにちょっとずつプレエコの方が余裕があります。
加えて座席幅、テーブル、レッグレストなどについてもプレエコは優遇されており(座席幅は微々たる差、という話もありますが)どちらかと言えば「一昔前のビジネスクラス」に近いような雰囲気があったりします。
一番近いのは国内線のプレミアムクラスでしょうね。リクライニング角度やレッグレストの有無など若干の差はありますが、似たイメージで問題ないと思います。

近年ではビジネスクラスにフルフラットシートが導入されるのが当たり前のようになっていてファーストクラス寄りになっていますので、その中間として位置するプレエコを設定している、という感じかと思います。

ただ、プレミアムエコノミーは肘掛けを上げることができないので、エコノミーがガラガラの状態で3席使って横になるという状態(いわゆる「エコノミーベッド」状態)だと、むしろエコノミークラスの方がいい、という話もあります。
このあたりは機内の混雑状況にもよるので運の要素も絡んできますし、考え方次第ですね。

機内食については、基本となる機内食の内容はエコノミーと同じです。
異なる点は、
・ドリンクのメニューが豊富になる
・軽食をオーダーできる
・デザートがビジネスクラスと同じものになる
といったようなところでしょうか。

通常のエコノミークラスのお食事・ドリンクに加えて、プレミアムエコノミーのお客様だけにお楽しみいただけるメニューが増えました。ゆったりしたシートと充実のサービスでおくつろぎください。

・スパークリングワイン
・スープ*
・ミニそば(北米・アジア・オセアニア路線)*
・ミニラーメン(ヨーロッパ路線)*
・ミニうどん(アジア路線)*
・ご搭乗便のビジネスクラスのシャンパン、ワイン、日本酒、梅酒、焼酎(水割り・ロック)、デザート*
*1食目のサービス終了後から2食目のサービス開始前までの時間にお召し上がりいただけます。

※便によりサービス内容が異なります。デザートは深夜、および早朝出発便ではご用意がありません。
※数に限りがございますので、ご希望に沿えない場合はご了承ください。

路線 : 成田・羽田発着の一部の北米・ヨーロッパ・アジア・オセアニアの一部路線のみ

PREMIUM ECONOMY 機内食・ドリンク|Service & Info[国際線]|ANA

少しだけ、という形ではありますが、飲み物の選択肢が増えるのは嬉しいところ。
長距離路線の場合には、そばやラーメンなどの軽食が食べられるのもありがたいですね。

プレミアムエコノミーの設定路線

以上のような特徴を持つプレミアムエコノミーですが、設定路線は実はそこまで多くありません。

設定路線や機材は定期的に変更になるでしょうからある程度ざっくりとした記録として。
2016.9.30までの国際線時刻表から見てみると
<北米>
成田⇔ロサンゼルス
羽田⇔ロサンゼルス
成田⇔サンフランシスコ
成田⇔サンノゼ
成田⇔シアトル
成田⇔ワシントンD.C
成田⇔ニューヨーク(ジョン・F・ケネディ)
成田⇔ヒューストン
成田⇔シカゴ
羽田⇔バンクーバー

<欧州>
羽田⇔ロンドン
羽田⇔パリ
羽田⇔フランクフルト
羽田⇔ミュンヘン
成田⇔デュッセンドルフ
成田⇔ブリュッセル

<オセアニア・アジア>
羽田⇔シドニー
成田⇔バンコク
成田⇔ムンバイ
成田⇔シンガポール
羽田⇔シンガポール
羽田⇔ジャカルタ

同じ行先でも便によっては設定されてなかったりします。
この他例外的な状態として、羽田⇔香港や羽田⇔上海、羽田⇔北京といった路線においてプレミアムエコノミーが存在する機材(B777-200ER)で運航されているものもありますが、あくまでもエコノミークラスの一部として運用されているようで、SFC特典としての無料アップグレード、という形では利用できません。
(2016/11/15追記)
その後もプレミアムエコノミー対象路線は徐々に拡大されています。
羽田⇔ホノルル
成田⇔デリー
羽田⇔バンコク

f:id:romulus_k:20161115015009j:plain(2017/2/20追記)
2017年にもプレミアムエコノミー対象の路線が拡大され、7月末から「羽田~クアラルンプール」が対象になると発表されました。対象便はNH885便とNH886便です。
B787-8からB787-9へ機材の変更があり、プレミアムエコノミー14席が設定されます。

プレミアムエコノミーへの無料アップグレード条件

プレミアムエコノミーへの無料アップグレードは、どのような条件を満たせば行うことができるのでしょうか。

ご搭乗手続きの際に空席がある場合は、対象運賃以外でご搭乗の場合でも、追加料金なくANA国際線「プレミアムエコノミー」をご利用いただけます。

公式ページでは上記のような記載となっています。

「ご搭乗手続きの際に空席がある場合は」アップグレード可能。
「対象運賃以外でご搭乗の場合でも」というのは、JTBやHIS、ANAハローツアーなどの運賃でも可能、ということです。

この「ご搭乗手続き」を最も早く行うことができるのは、国際線の場合出発時刻の24時間前の「オンラインチェックイン」です。

これより前の事前座席指定ではプレミアムエコノミーは指定できませんが、24時間前を過ぎた時点で指定可能な座席が開放されます。
路線や便によっては開放されず、当日空港カウンターで申し出て変更になるというパターンもあるようなので、24時間前に指定ができない場合にはそれに期待する、ということになります。

プラチナ会員・ダイヤモンド会員の差がなく同時に開放されるので、ここからは早い者勝ち。海外発の場合などは24時間前にオンラインチェックインが難しかったりすることもあるかと思いますが、現在のところ全体的に成功率は高いようです。

まとめ

プレミアムエコノミーへの無料アップグレードは、24時間前のオンラインチェックイン時に開放され、(恐らく基本的には)早い者勝ち。
座席がちょっとゆったり、食事もデザートもちょっとだけグレードアップ。
SFC修行として使う場合には、ラウンジ利用や手荷物優先タグも嬉しい。

ビジネスには敵いませんが、少し上の空の旅を得られるという意味では、上級会員のメリットとしては大きいと言えるでしょう。

関連記事

その他のSFC特典を一通り解説しています。こちらもご参考にどうぞ。

www.romulus-k-anaume.net

SFC修行を検討中の方は、実際のスケジュール構築や予約の取り方に関してこちらの記事も参考になるかと思います。

www.romulus-k-anaume.net

www.romulus-k-anaume.net

www.romulus-k-anaume.net