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捕らぬマイルの皮算用~知識のANA埋め~

SFC修行、マイレージ、クレジットカード、資産運用、デジタルガジェットなどの知識の補足用ブログ

SFC取得までの道のり準備編~新千歳空港起点のルート考察とその結果~

f:id:romulus_k:20160808181930j:plain2016年、自分は50000プレミアムポイントを達成しSFC会員となりました。
いわゆる「SFC修行」とはほど遠い旅程だったのですが、既に2016年に突入してからの実行だったので事前の準備なんかでは「もっとじっくり準備したかったなー」と思うことも多くありました。

そのへんの自戒もこめて、これから先に修行を検討している方の参考となるように残してみます。

新千歳空港起点のSFC修行

今や、ちょっと検索すればいろんなことが出てくる時代になりました。
「SFC修行」で検索したら、本当に多くの搭乗記、多くのルート考察に触れることができます。できるだけ多くの人の例を参考にして、自分に合ったルートを選択するというのが最適だろうと思います。

時期にもよりますが、やっぱり感じるのは東京との格差というか「羽田空港」「成田空港」起点のものが多いなあーということですね。
まあ、元々絶対数が多いですし、効率のいい路線が多いですので致し方ないことではあります。便数が多い分、スケジュールも立てやすいですしね。

特に自分の場合、新千歳空港起点だったので、ルートも若干限られるなあということがありました。・・・と言ったら、もっと便数が少ない地方空港起点の人に怒られてしまいそうですが。
新千歳空港起点で、基本土日休みしか取れない一般のサラリーマンだったらどういうルートが最適か。これにしばらく頭を悩ませることになりました。
あんまり他に例を見ることがなかったので、自分の例について残してみます。

条件を箇条書きにすると
・新千歳空港起点
・休みは基本土日のみ。場合によっては土曜日半日勤務、日曜日一日勤務が生じる。
・金曜日の前乗りはしない(できない)
・回数と旅程のバランスを取る。空港に着いて、空港から出ることなくそのまま戻ってくる「タッチ」は行わない
以上です。

SFC修行の定番ルート「OKA-SINタッチ」は諦めた

まず自分の場合は「SFC修行」と言えば予測検索で出てきそうな勢いの定番ルート「OKA-SINタッチ」を行いませんでした。

OKA-SINタッチとは何か。
ANA国際線では、国内各地からの乗継を考慮して、国際線の路線の前後に各地からの乗継を加える場合往復10000円で加えられるというルールがあります。
そしてこの国内線のフライト部分は運賃種別5という区分になり、「区間マイレージの100%加算×国内線2倍」という形でプレミアムポイントが積算されます。いわゆる旅割系運賃よりも安く、プレミアムポイントが多く手に入ることになるわけですね。
そのため、この部分に区間マイレージが大きい「那覇⇔羽田(成田)」をくっつけて「那覇(OKA)⇔羽田(成田)⇔シンガポールチャンギ国際空港(SIN)」というルートにすることで、プレミアムポイントをたくさんお安く獲得してしまえるということになるのです。
これを那覇空港とチャンギ国際空港のスリーレターコードと「タッチ」をくっつけて「OKA-SINタッチ」と呼ぶわけです。

これをやらなかったというのにはいくつか理由があるのですが、
・そもそもパスポートを取得したばっかりで国際線に抵抗がある
・土日しか休みが取れないので、スケジュールが組みづらい
・PP単価がいまいちなことも多い
・正直遊べない
というこのへんが非常に大きかったですね。

国際線の搭乗経験が少ないもんで、正直ぶっちゃけ怖かったんですね。一人で行って帰ってくるというのをできる気がしませんでした。
最近ではOKA-SINタッチに限らず、国際線の旅作(航空券+2泊以上の宿泊のセット)に沖縄往復をくっつけるという方法がPP単価を下げた効率的な修行にかなり有効な場合が多いのですが、同様の理由で断念。エアチャイナなど、他のスターアライアンス加盟航空会社の安いビジネスクラスを使うという手もあるのですが、それも怖いので断念。
国内線ならさすがに何回も乗っているし何より日本だし、不安に思うようなこともないのでそっちメインにしたいなと思いました。

さらに、新千歳空港起点でさらに基本土日しかスケジュールが確保できない(平日に有給休暇を取得できない)という状況だと非常にスケジュールが組みづらかったんですよね。
新千歳空港起点でOKA-SINタッチをやるためには「新千歳⇔那覇」という区間を前後に入れなければなりません。ただ、新千歳⇔那覇って直行便は1日1往復しかないし、OKA-SINタッチは0泊3日のスケジュールです。やるためには例えば土曜日~月曜日の3連休を使ってかつ金曜日の仕事終わりに空港に直行し、
①金曜日の夜に新千歳→羽田 羽田1泊
②土曜日に羽田→那覇→成田→チャンギ国際(到着が日曜の深夜)
③月曜日にチャンギ国際→成田 羽田→那覇→羽田→新千歳
という形にする必要があります。
まあSFC修行らしいと言えばらしいのですが、かなり厳しい旅程です。
さらに、前後にくっつけている「新千歳⇔羽田」という路線が、プレミアムポイントについての記事でちょろっと書きましたがPP単価として見た時に非常に効率がよろしくない。低くてPP単価12円程度、多くの場合15~16円という感じなので、いくら途中のPP単価がよくても全体としてみた時にそれほど効率がいい路線ではなかったんですよね。
2014年頃よりも前はこの前後の「○○→那覇」「那覇→○○」というところを「海外乗継割引スペシャル」という運賃で購入することができ、これもかなり安い運賃だったのでPP単価をえらい勢いで下げることができました。そのあたりに比較すると、現在のOKA-SINタッチはそこまで必須のルート、というほどでもないというのが正直なところです。

もう一つ、「正直遊べない」という点については、SFC修行を目指す人からすると何を言っているんだという感じですが、どうせ行くんだったらできれば観光もしたい。遊びの時間とフライトの回数のバランスにおいて、できる限り「飛行機乗って終わり」という旅程にはしたくなかった、というのがありました。

新千歳空港起点のSFC修行、最良の路線は?

こうなってくると、では「新千歳空港起点で」「国内線で」「できる限り観光も可能になる」路線はどこか、という模索になります。
できるだけ観光もしたいという条件を加えると、1泊して帰ってくるフライトが可能な路線であっても、時間によって厳しいというところも多くなってくるので、自ずと選択肢は限られてくるんですよね・・・

新千歳空港起点の場合のプレミアムポイント一覧は以下の通りです。

f:id:romulus_k:20160822161437j:plain

これとにらめっこして運賃見て時刻表を見て、どの路線が最適かを考えていった結果。
結論から言いますと、自分の場合、新千歳空港を起点にした国内線のSFC修行で最も旅程を組みやすい路線は

新千歳空港⇔関西国際空港
関西国際空港⇔那覇空港
新千歳空港⇔那覇空港
新千歳空港⇔成田国際空港

でした。獲得PPは、運賃種別2(プレミアム旅割28、プレミアム株主優待)の場合でそれぞれ2065PP、2247PP、3892PP、1675PPです。
もちろんPP単価を追求すれば、これに旅割のタイムセールなどを加えた旅程になりますが、その場合でもこの路線は重要です。
特に関西空港は、伊丹空港と比べて利便性がいまいちな面があって元々人気がないことやLCCが就航している路線であることなどが影響しているのか、プレミアム旅割28の価格設定が低めです。新千歳⇔関西だと、日によっては運賃18000円前後、PP単価で言うと8円台という設定の便もあります。成田空港も同様に、LCCとの価格競争という意味もあってだと思いますが、新千歳に限らず各地とのプレミアム旅割28の運賃が非常に安いことが多いです。

そしてさらに重要なのは、他の路線に比べて新千歳⇔関西の路線は予約が比較的取りやすいということです。日程によっては、プレミアム旅割28の予約期限ギリギリである28日前でもプレミアムクラス8席の内いくつか空席が残っている、ということもありました。


加えて、新千歳⇔関西の便はそこそこ便数があって2016年の場合は1日4往復でした。土日に単純にこの2空港を往復するだけでもそこそこの観光スケジュールが組めます。

※以下、2016年10月29日までの時刻表を元にしています。
7:30新千歳→9:45関西 2065PP
関西1泊
19:20関西→21:10新千歳 2065PP
合計4130PP

次に注目するべきは、関西空港⇔那覇空港という路線も、同じくPP単価を下げることに有用な路線だということです。
新千歳→関西→那覇と乗継して、1泊して帰って来るという場合には
7:30新千歳→9:45関西 2065PP
11:55関西→14:00那覇 2247PP
那覇1泊
11:10那覇→12:55関西 2247PP
19:20関西→21:10新千歳 2065PP
合計8624PP
という旅程が組めます。

新千歳空港⇔那覇空港は、国内最長路線です。人気路線の割にプレミアムクラスの座席数が8席しかないのでかなり争奪戦が激しいのが難点ですが、プレミアム旅割28かプレミアム株主優待で往復するだけで7784PPを獲得することができます。
10:50新千歳→14:35那覇 3892PP
那覇1泊
13:10那覇→16:25新千歳 3892PP

実際自分が使った路線は以上の3つを基本としていました。
新千歳⇔成田の路線も、新千歳からの便は本数が少なく国内線への乗継については利便性があまりよくありませんがPP単価は低めです。空港の滞在時間が長くなることを許容できるなら、いろいろな場所へのルートが模索できると思います。

上に挙げた旅程を基本として、さらにこれを修行路線とするなら。
・新千歳⇔関西を2日で3往復する
・那覇⇔石垣・那覇⇔宮古といった離島路線を加える
・那覇⇔羽田を加える
このあたりが現実的でしょうかね。
那覇からの離島路線は、プレミアムクラスの設定がない便も多いのでその場合は搭乗ポイントが付く特割が最適解です。
特割は3日前までの購入が可能でギリギリまで調整ができる他、那覇までのスケジュールを変更することなく、単純にフライトの往復をくっつけることができるので、途中でフライトを増やそうかどうか常に考えながらの実行となりました。
SFC修行を考えるとどうしても沖縄に行く回数が増えるので、たまには離島にも行きたいかなというところだったのですが、同じ区間を往復する場合、便によっては行きと帰りのCAさんが同じで気まずい思いをするという「SFC修行ならではの辱め」もありますね。むしろこれを目的にフライトしようかとも思いましたが結局やらずじまいでした。

実際SFCを取得してみてからの感想で言えば「お金と時間さえ許されるなら、もっと飛行機に乗っていたい!」というのが本音です。
それくらい、飛行機にたくさん乗るというのが楽しかったです。特にプレミアムクラスは快適すぎますね。

旅割タイムセールが加わると選択肢が増える

というわけで、新千歳空港を起点とし、かつPP単価とフライト回数を意識すると意外と選択できる路線は多くありません。羽田空港起点の場合の王道は那覇か石垣、宮古あたりと思われますが、新千歳の場合は関西がイチオシです。

さらに、特に恩恵が大きいのが旅割タイムセールの存在です。
設定されるかどうかはわかりませんので運としか言いようがありませんが、大体3ヶ月後くらいの路線の一部で、閑散期を中心にセールが行われます。
2016年の場合、5月~6月に北海道や沖縄が絡む路線の設定が多くて新千歳空港起点の自分としては歓喜という状態だったんですね。大阪、福岡、那覇あたりが狙い目です。
新千歳⇔那覇が片道9800円ですからね。驚異のPP単価4.68円です。
その他にもPP単価10円を切る路線がたくさんあるのがタイムセールの魅力です。何回も効率悪い効率悪い言い続けている新千歳⇔羽田ですら片道7990円(PP単価10.44円)と妥協できるレベルになります。
ただし、タイムセールの対象となっている路線だけを乗り継いで効率的にPPを稼ぐ・・・というわけにはなかなかいきません。
新千歳⇔那覇の場合も1日1往復で日帰りができませんので、1日で複数回フライトをこなして大量にPPを稼ぎたいなら別の手段を取ることになります。
このへんは、費用を取るか、必要日数を取るか、という選択ですね。

SFC修行において基本になるのはプレミアム旅割28かプレミアム株主優待になりますが、そこに加えられるのならタイムセールで旅割75も非常に有効です。販売開始のお知らせが来る時期を考えると、あんまりじっくり考えている余裕はないですけどね。
全体のPP単価を下げるのに、すごく効果的に働いてくれます。

結果、どういうルートになったか?

以上のようなことを考慮してルートを考えました。
ルート模索において検討するのはやっぱりPP単価10円以下、という目標なのですが、土日しか確保できないとなるとなかなか厳しいハードルです。
加えて自分の場合、当初はプレミアム株主優待を中心にしたスケジュールを考えていたので、株主優待券を手に入れるためのコストを考えるとなおさら厳しい。PP単価15円も覚悟しなきゃならない、PP単価12円程度が関の山かな・・・という感じでした。
フライト数が多いので、直前のスケジュール変更などにおびえていたんですね。

まあ実際には、安さに飛びついてプレミアム旅割28と旅割75ばっかりの旅程になりましたが(笑)

結果、50000PPを達成した時点までの全フライトは以下の通りでした。

3/26 新千歳→関西 プレミアム旅割28 2065PP
3/27 関西→新千歳 プレミアム旅割28 2065PP 合計4130PP
4/9 新千歳→関西 プレミアム旅割28 2065PP 合計6195PP
4/10 関西→新千歳 プレミアム旅割28 2065PP 合計8260PP
4/24 新千歳→関西 プレミアム旅割28 2065PP 合計10325PP
4/24 関西→新千歳 プレミアム旅割28 2065PP 合計12390PP
5/3 新千歳→関西 プレミアム旅割28 2065PP 合計14455PP
5/5 関西→新千歳 プレミアム旅割28 2065PP 合計16520PP
5/21 新千歳→関西 プレミアム旅割28 2065PP 合計18585PP
5/21 関西→那覇 旅割45+当日UG 1108PP+739PP 合計20432PP
5/22 那覇→関西 プレミアム旅割28 2247PP 合計22679PP
5/22 関西→新千歳 プレミアム旅割28 2065PP 合計24744PP
6/1 新千歳→成田 海外乗継(国内区間) 1020PP 合計25764PP
6/1 成田→ウィーン 予約クラスL(30%) 1709PP 合計27473PP
6/8 ウィーン→成田 予約クラスW(50%) 2849PP 合計30322PP
6/8 羽田→新千歳 海外乗継(国内区間) 1020PP 合計31342PP
6/11 新千歳→那覇 旅割75 2095PP 合計33437PP
6/12 那覇→新千歳 旅割75 2095PP 合計35532PP
6/18 新千歳→福岡 旅割75 1323PP 合計36855PP
6/19 福岡→新千歳 旅割75+当日UG 1323PP+882PP 合計39060PP
6/25 新千歳→関西 プレミアム旅割28 2065PP 合計41125PP
6/26 関西→新千歳 プレミアム旅割28 2065PP 合計43190PP
7/9 新千歳→那覇 プレミアム株主優待 3892PP 合計47082PP
7/10 那覇→新千歳 プレミアム株主優待 3892PP 合計50974PP

青字部分は、2016年に入ったばかりの時点で決まっていた新婚旅行のフライトです。
「この分があるから今年にフライトを集中させてSFCを取る」という建前にしたものの、パッケージツアーということもあっていまいちプレミアムポイントは稼げませんでした。

緑字部分が、旅割タイムセールがあったので急遽追加したフライトです。那覇、福岡共に片道9800円という破格の価格設定でした。

最後のフライトはプレミアム株主優待で新千歳⇔那覇。
株主優待券の分を含めるとPP単価11.5円程度とそれほど効率よくもありません。
ただ7月8月の那覇路線はプレミアム旅割28の設定があっても全くお得じゃなかったのと、そもそも争奪戦過ぎて予約が取れないこと、さらに「最後は国内最長路線をプレミアムクラスで往復したい!」という思いが大きくてこのフライトになりました。

若干日程を詰めすぎたなあと思ったりもするのですが、SFC修行という側面から見た場合には
・よく言えばフライト回数と旅程のバランスが取れている
・悪く言えばぬるい
という、一言で言えば非常に中途半端なスケジュールになりました。おこがましくて「修行」とは言いがたい内容です。

それぞれの旅程の詳細や合計のPP単価についてはまた別の記事にしたいと思います。

まとめ

新千歳空港起点の場合、狙い目の空港は関西、那覇、成田。中でも関西空港は現地の滞在時間を長く取るフライトができるので、できるだけ観光もして修行したい!という人にはお勧めです。

あらかじめ考えておくこれらのフライトに、旅割タイムセールのフライトを加えることができれば、PP単価を低く抑えてSFC修行を終えることができます。

実際フライトのスケジュールが始まってしまうと、予約を取りつつフライトして、という形になり結構忙しくなります。
・スケジュールを事前にしっかり検討しておくこと
・予定していたフライトの予約が取れない!とか不測の事態が起こった時にリカバリーできるだけの知識を付けておくこと

このあたりがしっかりしていると、楽しいSFC修行になるだろうと思います。