捕らぬマイルの皮算用~知識のANA埋め~

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関西空港利用の際に活用したいKIX-ITMカード

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新千歳空港起点のSFC修行で効率的な路線として挙げた「新千歳⇔関西」。関西国際空港の国内線は、新千歳空港だけでなく那覇空港への路線もコストパフォーマンスがよくPP単価をよくする修行路線として欠かせない存在です。

そんな関西空港を多く利用する場合に活用できる「KIX-ITMカード」について解説します。

KIX-ITMカードとは何か

KIX-ITMカードは、関西国際空港=KIXと伊丹空港=ITMというスリーレターコードに由来するカードです。

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KIX-ITMカード|もっとおトクに、もっと素敵な旅になる一枚|関西国際空港・大阪国際空港

年会費もかからず、即時発行されるカードで、作りもしっかりしています。
空港のカウンターでの手続きの他、あらかじめWEBで申し込みをしておくという方法もあります。後者は申し込み後に印刷した用紙を持参する必要がありますが、かなりスムーズです。

WEBからの事前登録の場合、公式ページの右上の「新規ご入会はこちら」から進んでいきます。

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名前、性別、生年月日を入力し「規約に同意して登録する」をクリックします。

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この後「受付番号」が表示されるのでそれを控えておくか、ページを印刷して持参します。事前の準備を合わせても10分かからないですかね。発行手続きもスムーズで、5分もせずに終了した気がします。


関西空港と伊丹空港を利用する人に、というコンセプトのカードではありますが、主な利用対象は関西空港です。
これを持っていると、空港の利用においていろいろとメリットがありますよ、というカードですね。

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関西空港の到着ロビーからJR、南海電鉄の駅に向かう途中、吹き抜けの前(上図赤丸部分)にカウンターがあります。

関西国際空港|KIXマップ

フライトポイントの積算

KIX-ITMカードの一番の特徴はこのフライトポイントです。
関西空港発着の便に限定して、という条件ではありますがフライトごとにポイントがたまっていきます。
有効期限は取得日から3年後の月末。マイルと同じ、と考えるとわかりやすいです。
注意点としては、カードを作ってからのフライトが積算対象となるので、別の空港から関西空港に到着した時に初めてカードを作る場合は、その到着分のフライトポイントは積算できません。

フライトポイントの積算には、専用の端末を使います。

設置場所は以下の通り。

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もうちょっと広いマップを関空のページから拾ってみると、下の赤丸のあたりでしょうか。

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国内線は出発口(保安検査場を通ってすぐのところに2箇所)と到着口(手荷物受取カウンターから到着ロビーに出る自動ドアのすぐ手前)にそれぞれ設置されています。

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関空のマップで言うと赤丸部分ですね。(若干イメージしづらい位置ですが)

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関空マップで言うと、上の赤丸部分ですね。

<引用元ページ>
フライトポイント|KIX-ITMカード

関西国際空港|KIXマップ


自分は第1ターミナルの国内線の端末しか触ったことがありませんが、それぞれに2台ずつ端末があって、周りがそれほどごちゃごちゃしていないので迷う感じは特にないかと思います。

国際線の場合は出発口(出国審査場を通った後)にしか端末がないので、出発時に往復分のフライトポイントが積算されます。
国内線の場合は、関空に到着した時は到着ロビーで、関空から出発する時には出発ロビーで、それぞれ片道分のフライトポイントを積算することになります。

積算の手順としては、
①画面にタッチ→指示に従ってKIX-ITMカードを挿入
②搭乗券やレシートなどをスキャン
③発着空港、空港から(空港まで)の交通手段など簡単なアンケートに回答
④フライトポイントが積算される(片道10ポイント)
という形になります。一連の流れで2分くらいでしょうかね。慣れると非常にスピーディーです。

国内線の場合、出発ロビーまたは到着ロビーにあるそれぞれの端末で、片道分しか積算できないことに注意が必要です。
<具体的な例>
新千歳→関西→那覇と乗り継ぐ場合
新千歳→関西の分のフライトポイントを積算するには、「到着分」として到着ロビーの端末を利用する必要があります。
関西→那覇の路線のフライトポイントを積算するには、「出発分」として出発ロビーの端末を利用する必要があります。

つまり乗り継ぎの場合、どちらのフライトポイントも積算させるためには「一度手荷物受取カウンターに出て到着分のフライトポイントを積算し、到着ロビーに出てからまた保安検査場を通って出発ロビーに出て、出発分のフライトポイントを積算する」という手順が必要になります。
関西空港の国内線の場合、到着ロビーと出発ロビーが同じフロアなので最短で向かえば10分くらいかと思いますが、乗り継ぎ時間がギリギリの場合には難しいかもしれません。

ちなみにこの時、実体験ですが到着分と出発分を逆にしてしまっても問題なくフライトポイントは積算されます。
回答するアンケートでは、出発ロビーの端末では「どこに向かうの?」、到着ロビーの端末では「どこから来たの?」という趣旨のことを聞かれるので、ここを逆にすると回答内容が変なことになるのですが、しっかり積算されました。

端末による積算ができなかった場合は、事後登録もできます。

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Webからの申し込みもできるようです。

おまけとして、関空展望ホール「Sky View」にも端末が設置されていて、こちらでは1日1回、1ポイントの積算が可能です。
関空展望ホールは関空から無料のシャトルバスが運行されています。

フライトポイントの使い道

で、このフライトポイント片道10ポイントは、何に使うことができるのか。
フライトポイントの利用は、関西空港限定です。伊丹空港では使うことができません。

①「KIX エアポートラウンジ」の利用
関空の北出発口側にあるインターネットカフェ複合ラウンジ「KIXエアポートラウンジ」を、フライトポイントで使うことができます。
必要ポイントはオープン席1時間が30フライトポイント、ブース席1時間が40フライトポイントです。
1時間を過ぎた後は、1時間あたり10フライトポイントで最大9時間まで利用できます。
オープン席なら、9時間を110フライトポイントで利用することができるということですね。

②JAL、ANAのマイルに交換
フライトポイントは40フライトポイント=100マイル、としてJALまたはANAのマイルに交換することができます。

③関西空港アクセス優待
・40フライトポイントで駐車料金が24時間無料に
・40フライトポイントでラピートの割引片道料金が1430円⇒930円に割引
・40フライトポイントでエアポートリムジンバスの片道運賃20%割引

④関西空港施設優待
・80フライトポイントで直営免税店クーポン500円分
・100フライトポイントでミナピタギフト券500円分
※ミナピタギフト券(minapitaギフト券)とは
なんばCITY、なんばパークス、パンジョ、アンスリー(南海・泉北沿線)、髙島屋(大阪店、堺店、泉北店)、関西国際空港などで使えるギフト券のこと。
・1200フライトポイントでホテル日航関西空港シングルルーム宿泊券
・2400フライトポイントでホテル日航関西空港ツインルーム宿泊券
・3600フライトポイントでホテル日航関西空港スイートルーム宿泊券

⑤関西空港プレミアムグッズ
・60フライトポイントでSST(スカイショップタウン)のお買い物券500円

いろいろと選択肢はありますが、1回のフライトで貯まるポイントが10ポイントであることを考えるとよっぽどのヘビーユーザーでない限りたくさんのフライトポイントを必要とする交換対象は厳しいですね。
40フライトポイント=2往復分でANAかJALのマイルが100マイル、という形でおまけ程度に考えておく方がいいかもしれません。

交換の際には、ターミナルのKIX-ITMカードカウンターすぐ近くにある専用端末機で手続きが必要です。

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マイルへの交換だけ実際にやってみましたが、これは端末の操作だけで終了しました。

KIX-ITMカードにも上級会員の制度がある

KIX-ITMカードにも上級会員「プレミアム会員」の制度があります。
条件は「関西空港利用が年間30回以上」。つまり、関西空港とどこかを15往復に相当します。

積算対象は暦年で、毎年1月1日~12月31日までの間に30回搭乗すれば、翌年4月1日からプレミアム会員となります。
どこかで聞いたような条件ですね。航空会社の上級会員の期間と同じです。
異なるのは、一回プレミアム会員になったら一般会員に戻ることがないということ。
これは、なかなかのロマン溢れる制度です。
自分はさすがに15往復は厳しくて断念しましたけど、お金と時間に余裕があってダイヤモンド修行をしてるーなんて人には、修行のお供にどうでしょう?という感じでしょうか。

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プレミアム会員の特典は上記の3つ。フライトポイント2倍、アクセス優待でラピートに乗車する際スーパーシートにアップグレード、KIXエアポートラウンジで「プレミアムラウンジ」を使える、ということです。

正直に申し上げて、関西空港拠点で頻繁にフライトする、という人以外にはなかなかメリットの実感は難しいかもしれませんね。

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カードデザインも青色から金色になって、なかなかかっこいいです。

KIX-ITMカードの一番のメリットは空港での優待

KIX-ITMカードのメリットで一番ありがたいのは、フライトポイントよりも空港の優待であると個人的には思います。

①関西空港での優待
・KIXエアポートラウンジの基本利用料金50%割引
・エアロプラザ2階 リフレッシュスクエアラウンジエリアの基本利用料金50%割引
・外貨両替所での両替レート優待
・関空ペットホテルの利用料金5~40%割引
・ホテル日航関西空港の通常宿泊料を特別料金で優待、飲食10%割引
・国際線出発エリア内の免税店5%割引
・空港内の各ショップで優待
(ショップ、レストランなどによって優待内容は異なりますが、大体10%割引のところが多いです)
・レストラン「レジェンドオブコンコルド」10%割引

自分が実際に利用したことがあって、メリットを感じられたものを太字にしています。
関西空港で時間をつぶす必要があったり、夜に到着して朝まで過ごす必要がある場合などに使える施設として「KIXエアポートラウンジ」があります。

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KIXエアポートラウンジは「ラウンジ」という名前ではあるものの、中身はいわゆる「インターネットカフェ」という表現が一番近い施設です。
で、KIXエアポートラウンジの利用料金は、以下の通りです。

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関西国際空港|サービス施設|待ち時間にリラックス
基本料金・・・オープン席が最初の30分310円、ブース席は410円
延長料金・・・10分ごとにオープン席100円、ブース席120円
パック料金・・・オープン席は3時間1540円、6時間2670円、9時間3290円。ブース席は3時間1850円、6時間3090円、9時間3910円

インターネットカフェをよく利用する人はわかると思いますが、この利用料金、結構割高なんですよね。
ただKIX-ITMカードがあればこれらの料金は50%割引になります。割引になると、一般のインターネットカフェと比較しても遜色ない料金体系であると言えます。

同じような形で、エアロプラザの2階にあるリフレッシュスクエアでも、同じように料金が割引になります。
安価に夜を過ごしたい場合なんかには重宝しますね。ブース席なんかは席数も少なめなので、いっぱいになってしまったりもしますが・・・

その他空港内のお土産屋さんとかレストランでも、かなり多くの施設で優待があります。とりあえずカード見せておけば何かしらの特典付くくらいの気持ちでもいいくらいな気がしますね。

②伊丹空港での優待
・駐車料金10%割引
・伊丹空港内のショップで優待(5%~10%割引の店が多いです)

伊丹空港ではフライトポイントの積算はできませんが、空港内での優待はあります。

③バンコク・スワンナプーム空港での優待
・空港到着後のリムジンサービス「AOTリムジン」料金10%割引

バンコクだけですが、海外空港での特典もあります。

④全国各地の施設での優待
空港と関係ないように思える施設でも、優待を受けることができる施設が全国にあります。

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(2016年9月1日現在の公式ページより引用)
さすがに我らが北海道にも優待施設があるっていうのには驚きました。
数は多くはないと言えると思いますが、これからの拡大に期待、ですかね。

まとめ

KIX-ITMカードは、無料で作ることができ関西空港の利用を便利に・お得にすることができます。

KIXエアポートラウンジや関西空港内のショップを利用するだけでも、メリットがあるカードだと思います。
これから先、ダイヤモンド修行をするなんていうことがあったら、是非30回搭乗してプレミアム会員を目指したいですね。
いや、さすがに無理かな・・・