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捕らぬマイルの皮算用~知識のANA埋め~

SFC修行、マイレージ、クレジットカード、資産運用、デジタルガジェットなどの知識の補足用ブログ

残念な新運賃「旅割X」登場。2017年1月10日~1月25日沖縄タイムセール

f:id:romulus_k:20160922003014j:plain最終更新:2017年4月22日
※2017年4月22日より販売開始となっている最新の「旅割Xタイムセール第7弾!悠久の美しさ・夏の世界遺産へ!」の情報はこちらの最新記事をご参照ください。

今日2016年10月27日より、2017年1月10日~2017年1月25日までの沖縄・石垣・宮古各路線のタイムセールが発売開始になりました。

PP単価を見ると同時に、今回から登場した新運賃「旅割X(エックス)」についても考察します。

タイムセール用運賃「旅割X」の登場

まず今回のタイムセールから、「旅割X」という運賃が登場しました。

f:id:romulus_k:20161026230525j:plain画像だけは少し前から存在していたんですけど、ようやく正式に発表、という感じですかね。

www.ana.co.jp

「タイムセール期間中だけ登場のおトクな運賃」ということですので、これまでもやっていた旅割75タイムセールをわかりやすくするために「旅割X」という名称を付けて別にした、という感じなのかなあと思っていました。

<旅割Xの概要>
・不定期に販売開始(=タイムセール用運賃)
・予約当日が購入期限
・取消手数料は他の旅割系運賃と同じ
・予約便の変更不可
・マイル積算率50%

・・・・は?

そう、旅割Xはマイル積算率50%ということなのです。
これは運賃種別で「運賃8」に該当し、国内ツアーなどの積算率と同じです。もちろん搭乗ポイントも付きません。
旅割75はマイル積算率75%ですので、路線と元々の販売価格によってはかなり大きな差になってしまいます。

SFC修行用には残念な旅割X

これまでのタイムセール「旅割75タイムセール」は、単純に「通常販売されている旅割75の運賃が期間限定で下がり、さらに安い価格で購入ができる」という大変お得なものでした。設定路線によっては元々の旅割75と大きく価格が変わらないということもあったものの、沖縄路線ならPP単価5円台6円台も珍しくないという非常にSFC修行向きのものだったのです。

www.romulus-k-anaume.net↑もう過去のデータでしかありませんが、残念さ加減の比較のために一応貼っておきます。

これに対して今回から登場した「旅割X」は、見たところ設定されている価格はこれまでのタイムセールと同じくらいのものです。ところがマイル積算率が75%→50%に落ちているので、PP単価はむしろ悪化してしまいます。路線や便によっては既に旅割75の空席がないというものもありますので一概には言えませんが、元々の旅割75の値段とタイムセールの値段が200円くらいしか変わらないというものもあって、お得感は正直かなり薄くなります。

これまでは、基本的に「旅割75タイムセールは、PP単価を見て優秀だったら飛び付け!」と言っていいものだったのですが、旅割Xの登場でそうは言ってられなくなりました。旅割Xの運賃設定からPP単価を算出することはもちろんですが、「元々の旅割75(あるいは旅割55。タイムセール開始時点で75日前を過ぎていることも多いので)のPP単価はどのくらいだったのか?」を見て、比較する必要があります。

平たく言えば、SFC修行僧には大変残念な運賃の設定だと言えるかと思います。安く路線を確保しておいて当日空港でプレミアムクラスへのアップグレードを狙う、というのも可能ですが、アップグレードで得られるプレミアムポイントは旅割75で確保している場合と同じですので、こちらも特にメリットはありません。

実際の旅割Xと旅割75のデータ比較

調べてみればみるほど大してお得な路線がないのでがっかり感がハンパないですが、比較のために一応残してみます。

まず、旅割X。旅客施設利用料は含めていません。
※「中部国際(セントレア)」を「名古屋」と表記しています

出発空港 到着空港 獲得PP 便名 出発時刻 到着時刻 設定額 PP単価
羽田 那覇 984 475 14:35 17:30 ¥8,900 9.04
羽田 那覇 984 477 15:55 18:45 ¥8,900 9.04
那覇 羽田 984 460 8:05 10:15 ¥8,900 9.04
那覇 羽田 984 994 10:20 12:30 ¥8,900 9.04
羽田 石垣 1224 89 7:25 11:00 ¥9,600 7.84
石垣 羽田 1224 90 12:20 15:05 ¥9,600 7.84
羽田 宮古 1158 87 11:45 15:10 ¥9,890 8.54
宮古 羽田 1158 88 15:50 18:25 ¥9,890 8.54
伊丹 那覇 739 767 14:25 16:45 ¥8,500 11.50
那覇 関西 739 1734 10:25 12:10 ¥8,500 11.50
神戸 那覇 739 3729 16:55 19:05 ¥8,500 11.50
那覇 神戸 739 3724 11:30 13:15 ¥8,500 11.50
関西 石垣 969 1747 10:30 13:20 ¥8,900 9.18
石垣 関西 969 1748 16:30 18:40 ¥8,900 9.18
関西 宮古 906 1749 8:20 11:05 ¥8,900 9.82
宮古 関西 906 1750 12:40 14:40 ¥8,900 9.82
名古屋 那覇 809 3769 14:50 17:20 ¥8,500 10.51
那覇 名古屋 809 3770 12:20 14:15 ¥8,500 10.51
名古屋 石垣 1044 579 11:55 15:00 ¥9,100 8.72
石垣 名古屋 1044 580 15:45 17:55 ¥9,100 8.72
仙台 那覇 1130 1863 11:55 15:10 ¥9,500 8.41
那覇 仙台 1130 1864 14:15 16:40 ¥9,500 8.41
静岡 那覇 863 1263 13:05 15:55 ¥8,900 10.31
那覇 静岡 863 1264 13:25 15:30 ¥8,900 10.31
広島 那覇 650 1861 11:45 13:40 ¥7,700 11.85
那覇 広島 650 1862 15:35 17:20 ¥7,700 11.85
高松 那覇 677 1621 11:50 13:55 ¥7,700 11.37
那覇 高松 677 1622 14:45 16:35 ¥7,700 11.37
松山 那覇 607 1883 10:50 12:50 ¥7,700 12.69
那覇 松山 607 1884 14:45 16:35 ¥7,700 12.69

路線によってはPP単価10を切るので、これだけ見ると使えそうな感じもします。

次に、同じ路線の旅割75の価格を見てみます。同じく、旅客施設利用料は含めていません。価格は発売開始前の10/26に旅割Xのページの「空席照会・予約」から飛んだ先の価格をそのまま入れています。

出発空港 到着空港 獲得PP 便名 出発時刻 到着時刻 設定額 PP単価
羽田 那覇 1476 475 14:35 17:30 ¥9,700 6.57
羽田 那覇 1476 477 15:55 18:45 ¥9,700 6.57
那覇 羽田 1476 460 8:05 10:15 ¥9,700 6.57
那覇 羽田 1476 994 10:20 12:30 ¥9,700 6.57
羽田 石垣 1836 89 7:25 11:00 ¥13,200 7.19
石垣 羽田 1836 90 12:20 15:05 ¥13,200 7.19
羽田 宮古 1737 87 11:45 15:10 ¥13,200 7.60
宮古 羽田 1737 88 15:50 18:25 ¥13,200 7.60
伊丹 那覇 1108 767 14:25 16:45 ¥9,600 8.66
那覇 関西 1108 1734 10:25 12:10 ¥8,600 7.76
神戸 那覇 1108 3729 16:55 19:05 ¥8,800 7.94
那覇 神戸 1108 3724 11:30 13:15 ¥8,800 7.94
関西 石垣 1453 1747 10:30 13:20 ¥12,500 8.60
石垣 関西 1453 1748 16:30 18:40 ¥12,500 8.60
関西 宮古 1359 1749 8:20 11:05 ¥12,500 9.20
宮古 関西 1359 1750 12:40 14:40 ¥12,500 9.20
名古屋 那覇 1213 3769 14:50 17:20 ¥10,300 8.49
那覇 名古屋 1213 3770 12:20 14:15 ¥10,300 8.49
名古屋 石垣 1566 579 11:55 15:00 ¥12,000 7.66
石垣 名古屋 1566 580 15:45 17:55 ¥12,000 7.66
仙台 那覇 1695 1863 11:55 15:10 ¥9,900 5.84
那覇 仙台 1695 1864 14:15 16:40 ¥9,900 5.84
静岡 那覇 1294 1263 13:05 15:55 ¥9,500 7.34
那覇 静岡 1294 1264 13:25 15:30 ¥9,500 7.34
広島 那覇 975 1861 11:45 13:40 ¥7,900 8.10
那覇 広島 975 1862 15:35 17:20 ¥7,900 8.10
高松 那覇 1015 1621 11:50 13:55 ¥7,900 7.78
那覇 高松 1015 1622 14:45 16:35 ¥7,900 7.78
松山 那覇 910 1883 10:50 12:50 ¥7,900 8.68
那覇 松山 910 1884 14:45 16:35 ¥7,900 8.68


実際に見比べてみるとよくわかりますが、全ての設定路線において旅割75の方がPP単価が優秀という結果に。おそるべしマイル積算率50%・・・
というよりは元々の旅割75のPP単価が優秀だ、というべきかもしれませんね。

わざわざPP単価を悪化させてまでフライト回数を増やす必要はあまりないんじゃないかと思いますので、旅割Xを有効に活用する方法がいまいち思いつかずにいます。
今回は元々運賃設定が安めの1月の路線だからなおさらでしょうか?

積算マイルもプレミアムポイントも関係ない、マイレージクラブ会員でもない人の純粋な旅行のためには一番いい運賃と言えるかもしれませんね。その他、単に旅行するという場合には使えないこともないでしょうか。

旅割Xへの考え方について

(以下2016/10/27 13:00追記)
これから先、これまでの旅割75タイムセールに該当するような、同じマイル積算率で価格が安くなるような運賃がなくなってしまうかはまだわかりませんが、おそらく旅割Xに一本化されるのではないかと思います。

しかし旅割Xは、路線によってはほとんど運賃の差がないというものもあります。
最たる例は那覇→関西路線ですね。差額100円です。

f:id:romulus_k:20161027133106j:plain

SFC修行を考えていない多くのANAマイレージクラブ会員にとってはプレミアムポイントは関係ないにしても、この場合、得られるマイル数が旅割75だと554マイル、旅割Xだと369マイルです。その差185マイル。ゴールドカード持ちなら、さらに差は広がって231マイルになります。
マイル単価をどうとらえるか次第ですが、この差なら普通、マイル獲得数の多い方を選ぶのではないでしょうか。この100円の運賃差を「タイムセール!今だけ!」と半ば煽られるようにして売り出され、価格の安い方に飛びついたらマイルが少なくて逆に損、というのは下手したら騙されている印象すら受けかねないと思ってしまいます。

ただ逆の考え方をすれば、これまでは例えば「既に旅割75で確保していたのに、タイムセールが来てしまったので損した気分になる」というようなことがあったわけですけど、これがなくなると考えれば、既に発表されている旅割75のPP単価だけを見て判断すればいい、ということができます。
スケジュールの立て方としては、発売されるかどうかわからないタイムセールをあてにするよりは、スケジュール考案の時点で考えられる最適な路線を選べば、後になって焦ることもない、と考えておけばまだダメージは少ないかもしれません。

それでもやっぱり、ちょっと残念だなあー。価格差に単純に飛びつけなくて、比較しないとお得かどうかが判断できないというのが特に不便ですね。

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www.romulus-k-anaume.net