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新iPadが発表に!iPad Air2の後継機種が欲しい

2017年3月23日

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2017年3月21日、Appleから3月25日に販売開始となる新型iPadの発表が行われました。
若干ひっそりと行われた感のある今回のモデルチェンジですが、個人的な注目はiPad Air2の後継機種です。

2017年3月21日のApple新製品発表

今回のAppleの新製品発表、主な内容は以下の通りです。
・iPhone7/7 Plusの128GBと256GBモデルに新色「レッド」が登場。色以外の変更点はなし。
新しいiPad9.7インチが登場。
・iPhone SEの容量が16GBと64GBから32GBと128GBに増量。価格は据え置き。

それ以外も新アプリとかケースとかちょいちょいありましたが、本体に関係するものだけ書きます。

今回のAppleの新製品発表で一番の注目株はと言えば、世間的にはやっぱりiPhone7/7 Plusに新色「レッド」が登場した、というところなのでしょうかね。
このところiPhoneのカラーバリエーションで言うと、ブラックとジェットブラックは別にしても、シルバー・ゴールド・ローズゴールドの割と淡い感じのイメージがあったのですが、それに比較すると今回の新色レッドはものすごく真っ赤っかなイメージがあります。
昔のiPodとか、そういえば割といつも赤いモデル出してたような気がするなあ、とか思いました。

まあ自分の場合、iPhone7はもし買うとしてもたぶんブラックだろうなと思っていて、新色でレッドが追加されてもこれはあまり揺らぎませんでした。
実際に使う時にはケース付けて使うのであまり色の違いを実感することもないかなという思いが拭いきれません。買ったら買ったでテンション上がるんでしょうけどもね。これはいいものだ!的なやつ。

問題はそれよりも、新しい9.7インチiPadの発表です。

新しいiPadはiPad Air2の後継機種

今回発表された新しいiPadは、これまでで言うところの「iPad Air2」の後継機種にあたります。
iPadのフラッグシップモデルには「iPad Pro」がありますので、「いっちゃん新しいやつ」じゃなくて、それよりも前の機種を安価に手に入れることができますよ、というポジションのやつですね。
これまでのモデルでも大抵、そういう形でモデルチェンジを繰り返してきていたんじゃないかと思います。

今回発表された新iPad9.7インチと、iPad Air2のスペックはどのように変わったのか、まずは比較してみましょう。
Wi-FiモデルとWi-Fi+セルラーモデルで若干の違いがあるのですが、まずは個人的に購入する可能性のあるWi-Fiモデル。

Wi-Fiモデル 新iPad iPad Air2
ディスプレイサイズ 9.7インチ
画面解像度 2048×1536ピクセル
サイズ 169.5×7.5×240mm 169.5×6.1×240mm
重量 469g 437g
CPU Apple A9
M9モーションコプロセッサ
Apple A8X
M8モーションコプロセッサ
ストレージ 32GB/128GB
カメラ 800万画素
120万画素(インカメラ)
無線LAN IEEE802.11ac
Bluetooth 4.2
バッテリー 32.4Wh 27.3Wh
駆動時間 最大10時間
価格 32GB/37,800円
128GB/48,800円
32GB/42,800円
128GB/52,800円

次に、Wi-Fi+セルラーモデル。

Wi-Fi+セルラーモデル 新iPad iPad Air2
ディスプレイサイズ 9.7インチ
画面解像度 2048×1536ピクセル
サイズ 169.5×7.5×240mm 169.5×6.1×240mm
重量 478g 444g
CPU Apple A9
M9モーションコプロセッサ
Apple A8X
M8モーションコプロセッサ
ストレージ 32GB/128GB
カメラ 800万画素
120万画素(インカメラ)
無線LAN IEEE802.11ac
Bluetooth 4.2
バッテリー 32.4Wh 27.3Wh
駆動時間 最大10時間
価格 32GB/52,800円
128GB/63,800円
32GB/56,800円
128GB/66,800円

赤字が変更になっている点ですが、新旧モデルで異なっている点を簡潔に挙げると、
本体の厚みが増えた。
重量も重くなった。
CPUが速くなった。
容量据え置きで、価格が安くなった。

というところです。バッテリー容量も変わってはいますが、駆動時間が同じなのでここは同じと判断しましょうか。
本体が厚くなって重くなった、という点は悪くなった点と言えなくもありませんが、それよりもCPUの高速化と低価格化のメリットの方が大きいんじゃないかなあと、自分は思っています。
CPUは詳しいことはわかりませんが、ざっくり言うと
A8(iPhone6)→A8X(iPad Air2)→A9(iPhone6s)→A9X(iPad Pro)→A10 Fusion(iPhone7)
という感じで進化しているんでしょうか。
価格は、容量とモデルによって若干の差がありますが3,000円~5,000円引き下げられています。
最も大きい価格差は、32GBのWi-Fiモデルが42,800円→37,800円で5,000円の引き下げ。かなりお得感があるように思います。

もう少し比較対象を広げてみましょう。考えてみる視点は、新iPadは「安かろう悪かろう」ではないのかどうか。
9.7インチのiPad、という条件で比較すると、比較対象になるのは9.7インチのiPad Proです。

Wi-Fiモデル 新iPad 9.7インチiPad Pro
ディスプレイサイズ 9.7インチ
画面解像度 2048×1536ピクセル
サイズ 169.5×7.5×240mm 169.5×6.1×240mm
重量 469g 437g
フルラミネーションディスプレイ ×
反射防止コーティング ×
広色域ディスプレイ(P3) ×
True Tone ディスプレイ ×
CPU Apple A9
M9モーションコプロセッサ
Apple A9X
M9モーションコプロセッサ
後面カメラ画素数
ビデオ解像度
800万画素
1080p HD
1200万画素
4K
カメラ開口部 f/2.4 f/2.2
Live Photos ×
True Toneフラッシュ ×
広色域キャプチャ ×
Focus Pixel ×
自動HDR写真 ×
パノラマ写真のサイズ 最大4300万画素 最大6300万画素
スローモーション動画 720pで120fps 720pで240fps
1080pで120fps
ビデオの手ぶれ補正 標準レベル 映画レベル
オートフォーカス 手動(タップ) 連続
前面カメラ画素数
ビデオ解像度
120万画素
720p HD
500万画素
720p HD
HDR写真・ビデオ 非自動 自動
スピーカー 2個 4個
Apple Pencil対応 ×
Smart Connector ×
バッテリー駆動時間 最大10時間
価格 32GB/37,800円
128GB/48,800円
32GB/62,800円
128GB/72,800円
256GB/82,800円

Wi-Fiモデルに限定した比較で申し訳ありませんが、大まかな違い、ということで言うとこんな感じです。
にわかの自分には詳しいところはよくわからないのですけど、薄くて軽くてCPUも速くてカメラもすごくてスピーカーもすごくて、Smart Connectorとかいうキーボード的なやつも装備できるすごいやつ、それがiPad Proである、という感じでしょうか。

コストパフォーマンス重視で考えると新iPadは魅力

PCとかスマホとか、何かデジタルガジェットを買うとなった時、昔の自分だと多少高くてもフラッグシップモデルを買うことが多かったのですけど、最近は少しコストパフォーマンスってやつを意識するようになってきました。

もちろん、性能のいいものの方が長く使える可能性はある。より安価により長く使えるものを、というのが理想ではありますが、現実なかなかそううまくはいかない。

ただ今回の新iPadは、iPad Air2との比較、9.7インチiPad Proとの比較を見てもかなりコストパフォーマンスがいいんじゃないかなと感じました。
カメラとかスピーカーとか、iPad Proとの差はそれなりにありますが、iPadで果たして自分がカメラを使うか?と考えてみると、たぶん使わないのではないかと思うのですよね。そこを考えると、32GBで25,000円、128GBで24,000円の価格差というのはなかなか大きいなと思います。

128GBでも5万円を切る価格の今回のiPadはとても魅力的です。
厚くなってるし重くなってるし、という点も、現時点でiPad2(186×8.8×241mm、本体600g)を結構重いケース付けて現役で何とか使っている自分にとっては恐れるに足らないですね。
9.7インチのiPadを外に持ち運んで使う、ということも実際そんなにないですし、持ち運ぼうと思えば普通にできますし。30g程度の差をそれほど大きいものには感じません。
そろそろiPad2も限界だなあ・・・とか思っていましたし、実家に写真とか動画の共有用としてお勧めできるものにiPad Air2を考えていたので、今回の発表はちょうどいいタイミングだったなあと。
自分の家用には買わない可能性の方が高いかなと思いますが、実家にはお勧めすると思います。

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