捕らぬマイルの皮算用~知識のANA埋め~

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エクストリームカード終了で切り替わるリーダーズカードをどうするか

f:id:romulus_k:20170820074307p:plain2017年5月に新規発行停止となったExtremeカード(以下、エクストリームカード)。
さらにその翌月に、Reader's Card(以下、リーダーズカード)に切替となるお知らせが出されました。

変更後、カードサービスがどのように変わるのか、切替となるリーダーズカードは保持しておくべきなのかどうかを検討してみます。

エクストリームカードの概要

エクストリームカードは、Gポイントを経由してソラチカカードと組み合わせることでマイル還元率1.35%という高還元率となり、これが年30万円以上の利用で年会費無料になるという点が特に優れたクレジットカードでした。

www.romulus-k-anaume.net
いくつか使いづらいなと感じる点はあったものの、年会費無料を持続させるハードルが比較的低いため、サブカードとして使っていこうかな、と思っていたのですが・・・
2017年5月に新規発行のお知らせがあった直後、エクストリームカード終了のお知らせがありました。

ジャックス発行の高還元率クレジットカードが軒並み廃止に

エクストリームカードは、2017年9月19日からリーダーズカードに切替となります。

Extreme Cardサービス終了およびReader's Cardへの切替のご案内
f:id:romulus_k:20170820074532j:plainリーダーズカードと言えば、かつてはAmazon限定デポジットへの交換だと還元率1.8%という高還元率を誇っていたクレジットカードです。
2016年に現在のAmazon mastercardが登場するまでの間、5年ほどAmazonのクレジットカードは存在していませんでしたし、その間「Amazonでたくさん買い物するならこのカードで間違いなし!」と言われるくらいだったと思います。
そしてリーダーズカードは、2015年12月から付与率の改悪が行われ、還元率は1.32%へ低下していました。

さらに、同じくジャックスが発行するクレジットカードで「nanacoチャージでも1.75%還元」という点が最も特徴的なカードとして人気だったKAMPO STYLE CLUB CARD(以下、漢方スタイルクラブカード)も、時期こそ違うもののリーダーズカードに統一されることとなりました。

KAMPO STYLE CLUB CARDサービス終了およびReader's Cardへの切替のご案内

f:id:romulus_k:20170820074808j:plainまた、切替先となるリーダーズカードは、エクストリームカードや漢方スタイルクラブカードと同じく既に新規発行を停止しています。
つまり、リーダーズカードは新しい顧客を獲得するためのクレジットカードではなく、既存の顧客の切り替え先としてのみ存在するということになります。
既存のリーダーズカード所持者はリーダーズカードのポイントプログラムの変更となり、エクストリームカードと漢方スタイルクラブカード所持者は新しく統合されるリーダーズカードを所持することになり、3つのクレジットカードがまとまるような形になっています。

(参考)リーダーズカードの変遷

2011年12月に発表される。
利用金額1000円ごとに15ポイントの付与(1ポイント=1円相当)。
Amazon限定デポジットへの交換だとキャッシュバックがあり、1ポイント=1.2円相当となる。
還元率1.5%×1.2=1.8%還元という高還元率が話題となる。

2015年12月、ポイント付与率の変更が行われる。
利用金額1000円ごとに11ポイントの付与。
1ポイントの価値はこれまで同様に1円のままなので、
・通常の還元率は1.5%から1.1%へ低下、
・Amazon限定デポジットの場合で1.8%から1.32%へ低下
という形となった。

(参考)漢方スタイルクラブカードの変遷

利用金額2000円ごとに7ポイントの付与(1ポイント=5円相当)。
2000円で35円相当の付与=還元率1.75%だった。

nanacoへのチャージでも同じ付与率で、年会費1500円+税は初年度以外かかるものの、年間の利用金額に応じてのボーナスポイントもあり高還元率を誇っていた。

2015年12月、ポイント付与率の変更が行われる。
利用金額2000円ごとに6ポイントの付与。
1ポイントの価値はこれまで同様に5円のままなので、還元率は1.5%に低下した。

毎年2月~翌年1月までの間の決済金額によって得られるボーナスポイントも、2016年2月に改定され、利用金額が大きい場合(年間の獲得ポイント数が大きい場合)のボーナスポイントが減り
・(2016年以前)年間約100万円の決済で500ボーナスポイント=2500円相当
・(2016年以後)年間約117万円の決済で350ボーナスポイント=1750円相当
という形に改悪となった。

新しいリーダーズカードのポイントプログラムとは

これまでのリーダーズカード、漢方スタイルクラブカード、エクストリームカードは、全く異なる特色を持つクレジットカードでした。
それが全て同じ「新・リーダーズカード」に統合となるわけなのですが、その特典内容はどのように変わるのか。

f:id:romulus_k:20170820075206j:plainエクストリームカードのポイントは、2017年9月請求分まではエクストリームカードポイント、10月請求分からリーダーズカードポイントになります。
現状のエクストリームカードポイントの最終引き換え日は、2017年9月27日。
新しく始まるリーダーズカードポイントの引き換え開始日は、2017年10月10日。

最終引き換え日翌日にエクストリームカードポイントが残っている場合、その残高は1.25倍されて移行となります。

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年会費は、エクストリームカードが3000円+消費税だったのが2500円+消費税に若干ながら下がります。
また、年間の利用金額が30万円で次年度の年会費が無料になるという条件は据え置きになります。

ポイントの付与基準は、現行のエクストリームカードポイントが1000円に対して10ポイント付与。
新しいリーダーズカードポイントは、1000円に対して11ポイント付与されます。つまり、ポイント還元率として1.1%です。

ポイントの引き換え商品は3種類。
・3500ポイントにつきJデポ4000円分(1ポイント1.143円相当)
・3500ポイントにつき4000Gポイント。
・3500ポイントにつきANAマイル2400マイル(1ポイント0.6857マイル相当)

ポイント還元率がそもそも1.1%で、さらにそれぞれのレートが異なっているので実際の還元率が何%になるのか非常にわかりづらくなっていますが、現金還元率=Jデポに交換した場合で1.2573%(1.1%×1.1431円)、マイル還元率=直接ANAマイルに交換した場合で0.7543%(1.1%×0.6857マイル)という計算になります。

ANAマイル還元率を最大限上げるために、エクストリームカードと同じく「Gポイントとソラチカルートを経由してANAマイルに交換」という手順にした場合で、手数料を除いて3500ポイントで最終的に3600マイルになるので、マイル還元率は1.131%となります。
ソラチカルートを経由しない直接の交換ルートができたというところ(交換までの期間を必要としない)をどう評価するかという面はあるのかもしれませんが、ソラチカルート経由の場合の還元率が1.35%から1.131%に下がったということになり改悪という評価が一般的かと思います。
エクストリームカードからの切替だと、宇佐美鉱油サービスステーションで給油した場合にガソリンがリッター2円引きとなる限定特典が付きますが、こちらも大きな恩恵を受けられる人は限られるのではないかと思います。

加えて大きな問題点は、交換単位が3500ポイントごと、という非常に大きい単位になったことです。
エクストリームカードの時点でも、ポイントの有効期限が2年間しかないのに交換単位が2000ポイントごと(=決済金額20万円ごと)ということで使いにくさがありました。
これがリーダーズカードになると、決済金額31万9000円(=3509ポイント)ごとにしか交換できないということになり、さらに使い勝手が悪化する印象です。

年会費無料となる30万円利用という条件を考えても、年間最低31万9000円の利用が一定のラインとなりそうです。

リーダーズカード保持か、解約か。まとめ

エクストリームカードの記事でも挙げましたが、ジャックス発行のクレジットカードは軒並み決済データが反映されるのが遅く、締日直前の利用だと翌月請求に間に合わずに翌々月請求になることが多いことがあまり好きになれない点でした。利用してからそのデータが反映されるまでの期間が長いと、使用した金額や内容の管理がしづらくなるんですよね・・・

マイル還元率の悪化、ポイント交換単位の増加という点を考えると、現在あるエクストリームカードポイントを上限まで期限内に交換しておいてから解約、という形にならざるを得ないかな・・・と思います。
今年度は既に利用金額30万円を達成していたので、年会費が無料の内は保持しておいて、来年にさようならということになりそうでしょうかね。
後は、端数で残ったリーダーズカードポイントを、無駄にならないように交換単位の3500ポイントギリギリになるまで利用金額を調整していくかどうか、というところですが、そこまでやるかどうかは微妙なところです。交換単位が大きいとこういうところが不便で損した気分になりますよね。

今回のジャックス系クレジットカードの切替・改悪からは、高還元率のクレジットカードが長く続けて存在するということは難しいのだな、ということを感じざるを得ませんが、なくなるものがあれば新しいものが出てくるのが世の常です。
その時々に得られる最もよさそうなものを得るための知識を付ける、ということが大事なのかなあと思いますので、これからも新しいクレジットカードの誕生やポイントプログラムの改善・新設に期待しつつ意識して過ごしていきたいなと思います。