デジモノ・ガジェット

4/6発売の新型Fire TV Stick(Newモデル)が届いたので早速使ってみてレビューする

2017年4月9日

f:id:romulus_k:20170222232159j:plain

2017年4月6日、待望のFire TV Stick(Newモデル)が発売開始になりました。
続々とレビュー記事が挙げられる中、道民の自分には2日遅れの8日にようやく届きました。

遅ればせながら、早速使ってみた感想を挙げていきます。

Fire TV Stick(Newモデル)の概要

Fire TV Stick (New モデル)

Fire TV Stick (New モデル)

まずは今回モデルチェンジとなったFire TV Stickについておさらいしてみます。自分も、そういえば発表された時だいぶテンション上がってたなー、と思いつつそれほど詳しく覚えていないことに気が付きましたので、過去の自分のとこの記事を参考にしつつ復習を。あれがもう2月の出来事だということに若干驚愕です。

www.romulus-k-anaume.net

簡単に言うと、前のモデルよりちょっとデカくなっちゃったけど処理能力が向上して速い規格のWi-Fiにも対応して、お値段据え置き4980円で音声認識リモコンまで付いてきちゃう、というものです。

Fire TV Stick(Newモデル)の梱包内容

さて、実際に届いた新型Fire TV Stickがこちら。

f:id:romulus_k:20170408184641j:plain

箱の大きさはちょっと大きめのスマートフォンよりもさらにちょっと大きめサイズくらい、というところでしょうかね。片手で余裕で持つことができるサイズです。
写真撮った後に比較用のiPhone5s置いておけばよかったかなあと思いましたが、箱の大きさは詳しくわからなくてもそれほど問題ないですかね。平たく言ってコンパクトにまとまっています。

ところで、とっても細かいところなのですけど、Amazonの商品リンクとかでも基本的にこの商品て「Fire TV Stick」ってなっててFとSが大文字なんですけど、実際の箱は小文字なんですよね。何か理由があるんでしょうか?

f:id:romulus_k:20170408185004j:plain

箱の側面はこんな感じの印字がなされています。
商品が届く前にAmazonからメールが来ていましたが、この箱、一部誤表記になっています。今回のモデルチェンジに伴ってせっかくCPUがクアッドコアに強化されたのに、「デュアルコア」という表記になってしまっています。
実際の物はしっかりクアッドコアであるようなので特に問題ないのですが、ちょっとアピール失敗してる的なところもありそうななさそうな。

f:id:romulus_k:20170408185453j:plain

箱を開けて、中に入っているのがこんな感じ。写真に写っているものにプラス簡易的な説明書、という形です。
・音声認識リモコン
・電源アダプタ(microUSB)
・Fire TV Stick本体
・延長HDMIケーブル
・リモコン用単4電池
・電源ケーブル(USB TypeA→microUSB)

リモコンも旧モデルと比較するとそれなりに大きくなっていますが、曲面デザインも影響してか、それほど大きい印象はありません。新旧Fire TV Stickのリモコンの大きさの変化どうこう、というよりは今既に使っているテレビやらブルーレイレコーダーやらのリモコンがデカすぎるということの方が、感覚への影響が大きいです。

Fire TV StickをテレビのHDMI端子に接続し、リモコンの電池を入れて入力切り替えすると、英語→ドイツ語→日本語→英語・・・みたいな感じでペアリングを行う画面が表示されます。
機能制限の設定など、画面の指示に従っているだけであっさりと設定は終了します。
「設定が終了するまでの間に簡単な説明をしますね」的な動画が流れる中でプライム会員のお勧めがあるのですが、プライムフォトの説明のところで「プライム会員なら、プライムフォトで写真と動画が無制限に保存可能」というような言い方がされていて「あれ?」と思いました。

www.romulus-k-anaume.net

プライムフォトについてはこの記事で少し触れていますが、プライムフォトは写真データに関してはRAWデータも含めて無劣化で無制限に保存可能であるものの、動画は対象外です。
いつの間にか動画も対象になっていたのか!?と思ってちょっとウキウキしましたが、どうやら現在もここは変わりないようです。

プライム会員向けの、写真を好きなだけ保存可能となる特典(プライム・フォト)の対象となるのは、画像ファイルとして認識されるファイルのみです。暗号化された写真ファイルは、容量無制限の対象とはなりません。また、動画ファイルは、容量無制限の対象ではありません。プライム・フォトについて詳しくは、プライム・フォトについてをご覧ください。
Amazon.co.jp ヘルプ: Amazon Driveに対応している写真とパーソナルビデオのファイル

しょんぼり。

Fire TV Stick(Newモデル)の操作感

自分は旧モデルのFire TV Stickを持っていないので、あくまでも今回の新型と、PS3のアプリを触ってみた上での感想ですが・・・

うん。とっても快適です。

基本的にサクサク動くのでストレスはあまり感じません。
モデルチェンジに伴ってUIが変更になっていますが、旧モデルの表示と比較しても基本的な使い方は特に変わりなく、違和感もないかなというところです。(旧モデルのUIを使ったことがないのであまり偉そうなことは言えませんが)
メニュー構成はもうちょっとわかりやすくならないかな・・・とか思ったりはしますが、表示されているお勧め作品から見たり検索してみたり、という使い方であればそれほど大きな問題にはならないと思います。
動作の快適さ加減については、もっともっさりしているのではないかと思っていましたが十分でした。これがクアッドコアの威力によるものなのかPS3のアプリの動作が重すぎるだけなのかは、比較できていないので正確なことはわからないのですが、どうも後者なんじゃないかなという思いがあります。アレマジでクッソ重いんですよね・・・PS3ももう世代交代ですからね。PS4とかならそれなりに快適なのかもしれません。

Amazonプライム・ビデオ

Amazonプライム・ビデオ

プライムビデオを見るためにFire TV Stickを使う、という人が大部分かとは思いますが、youtubeやニコニコ動画などの動画共有サイトや、hulu、NETFLIX、DAZN、dTVといったようなVODサービスにもアプリという形で対応しています。
最初にFire TV Stickが発売された2015年当時に比較するとVODサービスもいろいろ出てきていますし、この幅広い対応はありがたいところですね。

試しにyoutubeで再生してみたりしましたが、検索機能も必要十分でとっても快適。テレビでyoutubeを見るという発想がこれまでなかったのですが、最近の配信動画はそれなりにきれいなので、自分が使っている37型程度のテレビに映すくらいなら全く問題ありません。
もっと大きな画面サイズのテレビだとちょっと粗さが目立ったりするのかもしれませんが、それなりに見られるレベルなんじゃないかなと思います。

音声認識リモコンでの検索も、ボソボソ声でもしっかりと認識してくれる感じで使い勝手がよさそうだなと思いました。検索の精度というか、「言われた文字はそのまま認識するけど、それを元に検索して表示される動画」が正しいのかどうか、は、キーワードによっては微妙な感じかもしれません。作品数も多いので、いろいろ試してみるのがいいんでしょうね。
基本的にはプライムビデオの作品を検索するために使うことが多くなるかと思いますが、音声検索でリストアップされる作品には有料のものも含まれます。
プライム関連に作品が見つからなかった場合にyoutubeで検索したりとか、多少の連携はできるようですが、プライムビデオの作品(というか追加料金なしで見られる作品)だけを検索、というのには少し使いづらい場面もありますね。PCで見るリストの方がわかりやすいなと感じる部分もありましたので、このあたりは一長一短と言えるかと思います。

プライムフォトの使い勝手は?

個人的にここが重要だったのですが、プライムフォトでAmazonドライブに保存している写真や動画を再生するための使い勝手がどうか、という点。

プライムフォトについては、youtubeなどのVODサービスと同じようにプライムフォト用のアプリがあって、そこから見るような形になっています。

画像について「写真」「フォルダ」、その下に「動画」と階層が分かれていて、それぞれのサムネイル画像が表示されるような形で、アップロード日付によって新しいものから順に表示されているようです。

画像に関しては、多少枚数が多くなってもフォルダ分けした上で「フォルダ」から見ていけば、それなりに使えそうかなと思います。
何枚かは先読みしてくれているようですがパパッと画像を行き来するような場合には、粗い画像の表示からしっかり表示されるまでの時間がそれなりにかかります。ただここは回線速度にも大きく影響されるはずなので、なんとも言えないところでしょうかね。粗い画像でも判別ができる分だけマシかなとも思います。

動画については、サブフォルダなども認識してくれるようなのですが、30分程度の動画を再生しようとしたら途中で読みこみがストップしてしまって見られませんでした。

パーソナルビデオ: MP4、Quicktime、AVI、MTS、MPG、ASF、WMV、Flash、OGGに対応しています。長さが20分より短く、容量が2GB未満のパーソナルビデオをコンピュータやモバイル端末でストリーミング再生できます。
Amazon.co.jp ヘルプ: Amazon Driveに対応している写真とパーソナルビデオのファイル

実はプライムフォト(=Amazonドライブ)でストリーミングに対応しているのは、20分未満で2GB未満というファイルだけなんですよね。2GBを超えるようなファイルになることはまれなんですけど、20分というのはそれなりに可能性があるのでここ、注意だなと思いました。

無料で使える5GBの範囲内なら大きな問題にはならなそうですが、例えば将来容量無制限のAmazon Drive Unlimitedプランに移行してたくさんの動画を保存・・・とかする場合には、フォルダからの階層表示にも対応してくれた方が動画を検索しやすいかなと思います。サムネイルだけだと何の動画なのかいまいちよくわからないということも多いので・・・
一応、サムネイルからサブメニュー開けば同一フォルダ内の動画だけに絞りこんだりもできるようなのですが、これもまず同じフォルダにある動画を一つ探す必要がありますので、フォルダ数が多くなると大変です。

最近はフォルダで管理するって発想もなくなってきているので致し方ないところなのですが、昔ながらのエクスプローラー的な表示の仕方にもできればいいのに・・・と思いました。
後は、他の人と写真を共有した場合にどういう使い勝手になるか?というところですが、ここはまだいろいろ試せていないのでこれからやってみたいと思います。iPhoneの画面を表示したりとか、ミラーリングもできるようなので、じっくり遊んでいきたいですね。

総評

総じて言えば、Fire TV Stick(Newモデル)はとっても快適です。
特にAmazonプライム会員でプライムビデオをテレビで見る機会がそれなりに多いなら、税込4980円というお手頃価格を考えると買って損はないのではないかと思います。
事前の予約段階では1人1台という制限に引っかかってしまっていたのですが、発売後すぐにまた注文できる状態になっていたので実家へのプレゼント用にもう1台購入しました。

プライムフォトに関連した機能は今後もう少し便利になればいいなあ・・・という淡い期待をしています。
ミラーリングとか、GoogleフォトをFire TV Stickで使ってみるとかいろいろやってみたいなと思います。

-デジモノ・ガジェット

© 2024 捕らぬマイルの皮算用~知識のANA埋め~