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学びを結果に変える アウトプット大全 レビュー

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樺沢紫苑著 【学びを結果に変える アウトプット大全】のレビュー記事です。

全体の感想まとめ

・本を読むにあたって、ただ読むだけでは意味がない。
・本を読む=インプットの分量を3としたら、それによって得られる知識は、アウトプットを7とする程度で日記を書いたりブログに書いたりSNSで発信したりすることで、ようやく自分のものとなる。
・アウトプットの一つ「声に出す」「話す」といったものについては、ポジティブな言葉を増やす方が生産性が高くなる。
・昨日までの行動と今日の行動に変化があることが「自己成長」。行動が伴わないものは「自己満足」。
・まずは5分で3行から、日記を書くのがアウトプットのトレーニングとしてはお勧め。

「大全」と名のつくだけあり、コンパクトにまとまった内容で広い範囲のアウトプットに関して言及されていて、学ぶことはとても多い一冊でしたが、このあたりが響いたポイントでした。

レビュー詳細

著者の樺沢紫苑さんは、精神科医でありながら、メルマガやYouTubeなど多くの情報発信を続けている方です。
そんな著者が断言するのは「できる人ほど、アウトプットを重視している」ということ。

断言しましょう。圧倒的に結果を出し続けている人は決まって、インプットよりアウトプットを重視しています。
(Kindle版より引用 位置No.12~)

例として挙げられているのが「月の読書数」。インプットの方法として読書はその最たるものですが、
・月3冊しか読まないけど、ちゃんとアウトプットする人
・月10冊読むけど、全然アウトプットしない人
の二者を比較すると、前者の方がアウトプット量が多く3冊分の知識を定着させることができるので、自己成長の量が増える、としています。

アウトプットに関しては「読んだ先から忘れてしまう」という感覚もあって、読書量が増えるにつれ意識していたところです。
以前にも、齋藤孝さんのアウトプットに関する本のレビューを書きました。

www.romulus-k-anaume.net

確かにこの情報化社会、情報の質の良し悪しが大きくある中で、PCやらスマホを手にさえすればいろんな情報にアクセスすることができてしまうがゆえ、情報の洪水に流されて全然活用できず、さらにはこの押し寄せてくる水の中で「どれが自分にとって大切な情報か」を取捨選択することすら難しいという実情も出てきているような気がします。
そんな中で、インプットした情報をアウトプットすることで自分のものとすることで、押し寄せる情報の中でどのような情報が大切なのか、それを判断できるようになるのではないか、と思います。

アウトプット大全ではアウトプットに関わる方法について、
チャプター2 科学に裏付けられた、伝わる話し方 として30個、
チャプター3 能力を最大限に引き出す書き方 として29個、
チャプター4 圧倒的に結果を出す人の行動力 として21個、
合計80個の方法が書かれています。

その多くに心理学的な裏付けを書いているあたりが、精神科医である著者ならではといったところででしょうか。
多くは大学の研究などの結果に基づいているので、その結果や方法が果たして実際の出来事に合致しているかどうかは議論が生じる余地もあるのでしょうが、正直このあたりは「信じたもん勝ち」みたいなところがあるんじゃないかなと思っています。

01 話す1 昨日の出来事を話すのも、立派なアウトプット
02 話す2 ポジティブな言葉を増やすだけで幸せになれる
03 話す3 悪口はネガティブ人生の始まり
04 伝える1 見た目や態度は、口ほどにものをいう
05 目を見る 目は「想い」や「感情」を伝える饒舌な器官
06 伝える2 柔らかく的確に伝える「クッション話法」
08 雑談する 「長く話す」より「ちょくちょく話す」
11 依頼する 「ギブ&テイク」より「ギブ&ギブ」の精神
16 相談する 気持ちを誰かに話すだけで、心は軽くなる
29 感謝する すべてがうまくいく魔法の言葉「ありがとう」
54 目標を実現する 目標は脳裏に焼き付け、世間に公言
60 行動する 「自己満足」を「自己成長」に変える
64 集中する 人間の脳は「マルチタスク」ができない
68 やってみる トライしなければ、永久に今のまま
73 率いる 「目標」ではなく「ビジョン」を掲げる
74 笑う 笑顔をつくると、10秒でハッピーになれる

読んでいる途中に、かなり多くの項目でメモを取っていましたが、自分に響いたなあと思う項目は以上の16項目です。
赤字になっているところが特に意識していきたいなと思った部分です。
齋藤孝さんの本のレビュー記事にもありますが、結局のところ本を読もうが何をしようが、自分の「行動」にまで落とし込めなければ変わることはない、という現実があります。最終的にインプットしたものから何を学んだのかは、読んだ時の「気づき」から「行動」を起こすということが重要なのである、ということを改めて認識させられる項目でした。
この80項目の後には、アウトプット力をトレーニングする方法として、7つの方法が続けて挙げられています。

その1 日記を書く
その2 健康について記録する
その3 読書感想を書く
その4 情報発信する
その5 SNSに書く
その6 ブログを書く
その7 趣味について書く

初心者向きとしてお勧めされていたのが「日記を書く」です。最初は5分で3行から。
個人的にはこれ、かなり前から意識して行うようにしていたものの、読書量が増えてきたここ1年くらいを境にどんどんと書く量が少なくなっていました。というのも、書き出すと結構時間がかかって、思い出しながら頑張って書いて15分とか20分をかけてようやく1日分が終わるというような感じだったので、時間の確保がなかなか難しく、思い出す作業がやや苦痛で「よし、日記を書こう」という体制が自分の中で整うまで書き始めることができなかったのですよね。
もう少し時間を短めに、全部を書くつもりの完璧主義をやめて、強く印象に残ったことだけを書くようにするとかすればいいのかなあと思います。
日記を書くという行為は、後から「あれ、この日何やってたんだっけ?」とかいうのを調べるのに役に立つこともあるし、何よりもその時自分が考えていることを言葉にして整理をするということに役に立って、気持ちがすっきりするというのは実感としてあるので、時間を決めて続けてやっていける方法を考えたいなあと思いました。

その6「ブログを書く」も、そのままを実践しているわけですが、こちらも記事にまとめる時間がそれなりにかかってしまうので、とにかく書き続けることで記事を書くのにかかる時間を短くしつつ、内容をよりよいものに変えていくという経験を積むしかないのだろうと思います。
なお、本書では「100-300-1000の法則」として、アクセスアップの方法について言及されています。

私が今まで約20年、さまざまなインターネット・メディアを運営してきた結果辿り着いたアクセスアップの法則が「100-300-1000の法則」です。
ブログでいうと、100記事、300記事、1000記事前後にそれぞれ大きくレベルアップするポイントが存在します。
(Kindle版より引用 位置No.2829~)

1000記事は、毎日更新したとしても2年半以上かかる計算ですのでまだまだ遠い道のりと言えそうですが、ブログ記事を書くことが自分の知識を整理し、自分の実りになるということは実感として少しずつ出てきているので、こちらも続けていきたいなと思いました。