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あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問 レビュー

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ひすいこたろう著【あした死ぬかもよ? 人生最後の日に笑って死ねる27の質問】のレビュー記事です。

全体の感想まとめ

「あした死ぬかもよ?」つまり「死」を意識することで、今自分がやりたいこと、将来死ぬまでの間にやりたいことはなんなのかを見つめ直し、後悔のない人生を生きようという本です。

この本を読んだ後に、そこから何を学ぶか=今の具体的な行動に何を設定するかは、なかなか難しいところかもしれませんが、今やっていることが将来なりたいことと繋がっているかどうか?どこで人生が終わったとしても、後悔のない生き方ができているかどうか?ということを考えることが、一日一日を充実させることに繋がっていくのではないかという印象でした。

レビュー詳細

本書は、アメリカの90歳以上のご老人に聞いたあるアンケートの結果から始まります。

「90年の人生を振り返って唯一後悔していることはなんですか?」
これに対して、なんと、90%の人が同じ答えでした。
それは・・・・・・
「もっと冒険しておけばよかった」
(Kindle版より引用 位置No.9~)

90歳まで生きている状態で、後悔していることの一番に出て来るのが「冒険しておけばよかった」つまりもっとチャレンジできることがあった、やりたいことをやっておけばよかった、ということでしょう。
本書では、この世の最大の不幸は、死が間近に迫った時に、自分の人生に後悔することだと言います。

本の始まりの「しつもん0」において、人生最後の気持ちを想像するというくだりがあります。

「はい。あなたはたったいま死にました。」
(Kindle版より引用 位置No.56〜)

黒塗りに白文字で表示される文字。ドキッとしました。

今死んだとしても後悔しないと言い切れるだけ、自分は今やりたいこと、できることをやっていると言えるだろうか?
そのことは、死を意識して初めて考えることができる。そんなメッセージを感じます。

もし今日、あるいは明日死ぬとしたら。

この言葉で思い出すのは、スティーブ・ジョブズの2005年スタンフォード大学でのスピーチでした。
「もし今日が最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか」と。「違う」という答えが何日も続くようなら、ちょっと生き方を見直せということです。

同じようなことを言っている過去の偉人はたくさんいますが、結局やりたいことに対してブレーキをかけている、あるいは今自分がやるべきことに対して自分で「楽しくない」のフタをしているのは自分である、そんな人生で本当に後悔しないのか、あした死ぬかもよ?ということですよね。

「しつもん」はこの後も27まで続くわけですが、その中でも響いたものをいくつか挙げます。

・しつもん4 あなたの人生は、100点満点中、いま何点?
人生思い通りにいかないのは当たり前。思い通りにいかないからこそ人生は面白い。全部思い通りになる世界は退屈するだけ。生まれて来る時が一番大変だった。それを過去の不安度10点としたら、今の不安はきっと6点とか8点止まり。だったら、乗り越えられないはずはない。
というようなことが書いてあるわけですが、確かにまあ、自分の思う通りに全部叶っていったらつまんないかもしれないですね。チート使ってゲームやるとすぐ飽きるようなもんでしょうか。制約があってルールがあって、なかなかうまくいかないくせにたまにものすげーうまくいったりする、そういうことがあるから人生は面白い、そしてそれを「楽しむ」余裕を持ちたいものだなと思います。

しつもん7 いま抱えている悩みは、たとえ人生最後の日であっても、深刻ですか?
坂本龍馬が貿易会社「海援隊」を立ち上げた直後に船が衝突し、それを歌を歌うことで交渉に勝ったというエピソード。
このしつもんの項は、坂本龍馬がおそらく普通はマイナスに捉えてしまうようなことをプラスに捉えていたであろうということが描かれています。

「なんでも思い切ってやってみろよ。
どっちに転んだって、人生、野辺の石ころと一緒。
最後は骨となって一生終えるのだから。
だから思い切ってやってみろよ」
(Kindle版より引用 位置No.438〜)

大丈夫。人生最後の日から見たら、すべての悩みは、懐かしい思い出になりますから。つまり、あなたは、いま、「懐かしい思い出」に悩んでいるわけです。
(Kindle版より引用 位置No.455〜)

いやー、この俯瞰的な感じ、いいですね。今の悩みを客観的に見たら「あれ?大したことなくね?」みたいに思えてくるというような感じのことは結構あります。一旦少し距離を置いて悩みを見てみたら、大したことなかったなというようなことがあります。全ての悩みは、懐かしい思い出。今、悩みがあるせいで行動に移せないという時に思い出したい言葉です。

しつもん11 あなたの死亡記事が出ます。なんて書かれたい?
この項は「自分の死亡記事」を書いてみよう、というのをテーマに「ワクワクすること」の重要性を書いています。

感情がワクワクしたら、未来のワクワクを引き寄せます。感情に火がついたら、人は行動します。
(Kindle版より引用 位置No.644〜)

「ワクワク」と言えば「ワクワクするリーダーの教科書」「世界一ふざけた夢の叶え方」「実践!世界一ふざけた夢の叶え方」あたりにも書いていますが、死亡記事を書くことによって「自分が生前、残してきた結果、残してきた影響」について書くことになるわけで、それが具体的になることでワクワクしたら、まだ起こってないことでも実現しやすくなるような気がしますね。

しつもん13 「いつかやる」。あなたの「いつか」はいつですか?
いつかやる、と言っていることを「今日」にしたら。

時間は「現在」→「未来」というふうに流れていくわけですが、未来を先取りすることで(そうなると決めることで)「未来」→「現在」へと時間の流れを逆にできるんです。
(Kindle版より引用 位置No.717〜)

未来を先取りすること=具体的ななりたい姿のイメージ、ということで、このあたりが明確になっているとワクワクすることができて、次の行動のハードルが下がり、「いつか」と思っていたことが「今日」になる、というようなことでしょうか。

しつもん25 なにもかも大丈夫だとしたら、ほんとは、どうしたい?
なにもかも大丈夫、つまりお金の心配も何もなく、好きなことを思い切りできるとしたら何がしたいですか?ということなのですが、ここにすぐに出せる答えがありませんでした。
いやー、自分が本当は何をしたいと思っているか、日常あんまり考えることがない。
それだけ、意識なく過ごしてしまっているということですよね。お金を得なければいけないから仕事をする。じゃあ、お金の心配がなくなったらその仕事はやらない?とかね。
自分の場合は、お金の心配がなくなったとしても今、仕事は辞めないだろうなと思います。仕事から学ぶことが多いので、お金じゃないところにも仕事の価値はあるなあと今は思うことができているので。
それでもなにもかも大丈夫だったら、何をやるかなあと思ったら、やっぱり家族との時間を取りたいということになるかなと思いました。