SFC修行

スーパーフライヤーズカードを最短で切り替え・発行するための3つの心得

2016年11月11日

f:id:romulus_k:20170923161051j:plain

1年間だけANAにたくさん乗って50000プレミアムポイント(PP)を獲得し、スーパーフライヤーズカード(SFC)を発行することで永久に上級会員資格を維持しようという「SFC修行」。
このSFC修行における最後の到達点は「SFCの発行」です。

「今SFC修行の最中だけど、この後の流れを把握しておきたい」
「SFC修行を終えたあと、少しでも早くSFCを手に入れたい」

そう思っているあなたはぜひこの記事を参考にしてください。

こんな方におすすめ

  • 50000PP到達後のSFC発行申し込みから到着までの流れを知りたい
  • できるだけSFC発行までの期間を短くする方法を知りたい

この記事を読むと、50000PPに到達したあとに何をしたらよいか、そしてそれを短くするためにはどうすればよいかがわかります。

なお、参考として僕の事例を挙げていますが、僕が該当するのは「ANA VISA ワイドゴールドカードからスーパーフライヤーズゴールドカードへの切り替え」です。
他のANAカードからの切り替えや、新規発行の場合には細かい部分は異なるはずですが基本的な流れは同じかと思います。

なぜSFC発行には時間がかかるのか?

まず、通常SFC発行に要する期間はどのくらいなのか、確認しておきましょう。

ANA公式ページでは「現在ANAカードをお持ちで、同じブランドのスーパーフライヤーズカードへの切り替えをご希望の方」として、約3~4週間を要すると記載されています。

既にスーパーフライヤーズカードをお持ちで、同じブランドの上位クラスのスーパーフライヤーズカードに切り替えをご希望の方(例:JCB→JCB)

通常のクレジットカードで、発行まで3~4週間を要するというものはなかなかありません。かなり長い印象です。
なぜこんなに長いのか?それは、クレジットカードが発行されるまでの流れが通常と異なるためです。

通常のクレジットカードの場合、カード発行会社にユーザーが直接申し込み、審査の上で発行となります。

f:id:romulus_k:20170923161109p:plain
これに対してSFCの場合は「SFCの申込書をANAに依頼し、ユーザーの元に到着後にANAに送付。その書類がANAに到着したらカード発行会社へ連絡が行った後、カード発行会社からSFCが発行される」という流れになります。

f:id:romulus_k:20170923161136p:plain

ユーザーとANAのやり取り、ANAとカード発行会社へのやり取りがあり、インターネット上でこれら全ての手続きを行うことができないため、主に「書類の郵送に要する時間」が余計にかかることになります。
新規発行であれば、ここに審査が発生しさらに長く日数がかかることもあります。

これらの合計期間が、公式には「3~4週間」とされているわけです。

なお、家族会員カードを切り替えではなく新規で追加する場合は、本人分の切り替えが終了してからの発行手続きとなるため、ここからさらに日数を要します。

なお、上の図において最後の矢印が二又になっていますが、これは「カード発行会社からANAにデータが到着する」のと「ユーザーの元にSFCが送付される」のはおそらく同時に処理されるためです。
そのため、通常は実際にSFCが到着する前に、先にANAの画面上の表記が変わることになります。

SFCを最短で発行するために必要な3つのポイント

先に3つのポイントをお伝えしておきましょう。

SFC最短発行のポイント


①WEBではなく電話でSFC申込書の発行を依頼する
②SFC申込書を速達で郵便窓口から返送する
③返送後に発行会社へ連絡する

以下、それぞれ詳しく解説していきます。

50000PPに達してプラチナ事前サービスが始まると、満を持してSFCへの申し込みが可能になります。
事前サービスは3月末までの50000PP達成の場合を除いて、通常PPが積算された翌日からスタートします。
事前サービスの開始タイミングについては、以下の記事で詳細を検討していますので参考にしてください。

「事前サービス」はプレミアムポイント積算の翌日から受けられる

続きを見る

SFCの発行には「SFCを直接新規に申し込む場合」「現在のANAカードから切り替えする場合」の2つがありますが、いずれの場合も、申し込みに関わる書類をANAに請求して郵送してもらい、それを送り返す形となります。
SFC修行においては、SFCに切り替え可能なANAカードをあらかじめ所持しておくのが鉄則ですので、多くの場合は切り替えという形になるかと思います。
どのANAカードがSFCに切り替え可能かはANAカードの種類について考察している以下の記事を参照してください。

こんな時にはこのANAカード!失敗しないANAカード選びの基礎知識

続きを見る

SFCの申込書は、ANAのプレミアムメンバーデスクに電話するか、WEBから請求することで手に入ります。
ただし、WEBから請求する場合はプラチナ事前サービスがスタートしている状態が必要になります。

1日しかないものの「50000PPを超えているけど表示はまだブロンズ会員」という状態だと以下の表示になり、手続きを行うことができません。

f:id:romulus_k:20170923161422p:plain

1日でも早く発行したい場合には、WEBではなく電話を使いましょう。

自分の場合は7月10日に最終フライトとなりましたが、2016年のスーパーフライヤーズ専用の「ダイアリー・カレンダー・手帳」の申し込みに間に合う期限が7月20日だった、というのがあったため急ぎでの発行をお願いしました。

この点がポイント①「WEBではなく電話でSFC申込書の発行を依頼する」です。

 

f:id:romulus_k:20170923161515p:plain

自分の例を示しつつ、確認していきましょう。

①ブロンズ表示のままプレミアムメンバー専用デスクに電話する

2016/7/10 最終フライト
2016/7/11 PPが積算されて50972PPになる

まずこの時点で、ブロンズ表示のままプレミアムメンバーデスクに電話し、SFC申込書を郵送依頼しました。
ブロンズ表示のままでもブロンズデスクで申し込み書の郵送依頼を受け付けてもらうことができ、急ぎであることを伝えれば、速達で送っていただけます。

f:id:romulus_k:20170923162338p:plain

2016/7/12(発行依頼から1日) WEBの表示が「プラチナ」になる
2016/7/13(発行依頼から2日) SFC申込書が到着

自分の場合北海道ということもあってか、SFC申込書の到着は電話してから2日後の7/13でした。
おそらくプラチナ事前サービスが始まった7/12の時点ですぐに送付の手続きをしてくれているのではないかと思います。
デスクに電話をした時にはもっと時間がかかりますという話をされるんですけど、ANAさん基本的に仕事が早いので、言われた期間よりは確実に早く届くのではないでしょうか。
申し込み受付の混雑状況によっても何日かは変動する可能性があるかとは思いますが、実に迅速に処理をしてくれる印象です。

②SFC申込書を速達で郵便窓口から返送する

2016/7/14(発行依頼から3日) SFC申込書を返送

ここがポイント②「SFC申込書を速達で郵便窓口から返送する」です。
SFCの切り替え申込書(ANAスーパーフライヤーズカードコース変更申込書)は下の写真のような、1枚きりの簡単な書類です。

f:id:romulus_k:20170923162501p:plain

この際に同封されている返送用の封筒は「料金受取人払郵便」、いわゆる「切手を貼る必要のない」封筒です。
切手代がかからない代わりにもちろん速達ではないため、これをただ単にポストに即日投函するだけだと時間がかかる可能性があります。

少しでも早い発行のためには、ここを速達にしましょう。

料金受取人払郵便を速達にするには、速達の料金分の切手を追加で貼付し、赤字で「速達」の朱書を行います。
また、ポスト投函だと投函から集荷にかかる時間をロスしますので、郵便窓口で手続きすると最も早いかと思います。
元々、本来速達で送る人がほとんどいないであろう料金受取人払郵便を速達にする、という特殊な事情もありますので、そのあたりを伝える上でも窓口が望ましいと言えるでしょう。
家や職場の近くに、通常の窓口よりも遅い時間まで受付可能な「ゆうゆう窓口」があれば、日中仕事で不在になる方でも当日受付となり、最短での発行が可能かと思います。

また、この際に申込書には付箋等で「急ぎでの発行をお願いしたい」旨記載しておくことがおすすめです。理由は後述します。

③返送後に発行会社へ連絡する

2016/7/14(発行依頼から3日) 三井住友カードのゴールドデスクに電話し、急ぎでの発行を依頼

ここがポイント③「返送後に発行会社へ連絡する」です。
自分の場合、SFC切り替えの申込書を依頼した時に急ぎでお願いしたい旨伝えたらANAさんから「書類返送後にカード発行会社にも連絡しておくと、最短で発行してもらえるかと思います」と言われました。
ANAからカード発行会社へも急ぎであることは伝えてもらえるのですが、申し込みを行う本人からの連絡もあった方が望ましい、ということのようです。

申込書に付ける「急ぎでお願いします」付箋は、発行会社へ急ぎであることを伝えるためのものです。
三井住友カードのゴールドデスクに連絡した時「申込書に急ぎである旨、記していただいておりますでしょうか?」という一言がありましたので、発行会社へ電話する他に、付箋での連絡をしておけば確実です。

2016/7/22(発行依頼から11日) プラチナ事前キット到着
2016/7/23(発行依頼から12日) SFC到着(朝の時点でANA側の表示も変化)

結果、発行依頼から12日、50000PP達成のフライトを0日目とすると13日目で受け取る形になりました。
残念ながら7月20日までに受け取ることはできず、2016年のスーパーフライヤーズダイアリーには間に合いませんでした・・・

返送において、速達分の切手は貼りましたが14日の朝にポスト投函しただけだったので、ここで1日2日遅くなっている可能性があります。

住んでいる場所や土日祝日などの関係で数日前後するかとは思いますが、SFC発行までには最短でも10日~14日くらいはかかってしまう、というのが現実のようです。
公式ページの「3~4週間」に比べればかなり早い期間ではあるとは思いますが、書類の郵送に要している分、どうしても時間がかかっているというところでしょうか。

家族カードの発行には、さらに数日時間がかかる

なお、切り替えと同時に家族カードの発行を申し込んでいましたが、WEB上の表示及びSFCの到着は以下の通りでした。

2016/7/27(発行依頼から16日) 家族会員のステイタス表示がSFCになる
2016/7/29(発行依頼から18日) 家族会員のSFCが到着

発行依頼から数えて、本人分の切り替えに12日、家族カードの新規発行に18日を要したことになります。
家族カードの発行はSFC切り替え後、という人も多いかと思いますので、SFC取得後すぐに恩恵を受けるための旅行を計画している場合には注意が必要なポイントと言えそうです。

まとめ

まとめ&復習です。

SFC最短発行のポイント



①WEBではなく電話でSFC申込書の発行を依頼する
②SFC申込書を速達で郵便窓口から返送する
③返送後に発行会社へ連絡する

この3つを全て行ったとしても、カードの発行にはおそらく少なくとも10日以上はかかります。
さらに家族カードの発行が伴う場合は、全てが終了するまでにはさらに数日を要しますので、劇的に早めるということはやはり難しい、というのが現実でしょうか。

ただ、急ぎであることを伝えた時のANAの担当者さん、そして三井住友カードの担当者さんの優しい対応には心を打たれます。
どちらも、できる限りのことをやっていただけます。
そしてこれはおそらく、三井住友カードに限らずJCBでもアメックスでも同じではないかと思いますね。
少し無理をお願いする形にはなりますが、1日でも早くスーパーフライヤーズカードを手に入れたいという場合には、是非デスクに相談してみるといいですよ。

参考にしていただければ幸いです。

-SFC修行

© 2024 捕らぬマイルの皮算用~知識のANA埋め~