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ストレスを操るメンタル強化術 レビュー

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メンタリストDaiGo著【ストレスを操るメンタル強化術】のレビュー記事です。

全体の感想まとめ

・ストレスは避けようとするのではなく「受け入れる」。
・ストレスの持つ力を「自分を成長させてくれるもの」と捉えて活用する。
・このような考え方は、マインドセット介入と呼ばれる手法で変えていく。
・ストレスを「認識」し、言葉に出して表現し、客観視すると活用方法が見出せる。

このあたりが響いたポイントでした。メンタリストの本領発揮、といったところなんじゃないかと思いますが、メンタルとは何たるかの知識をつけて、鍛えるために何を意識すればよいのか、ということを学ぶための良い本と思います。

レビュー詳細

本書の中心となるキーワードは「認知」である、という印象でした。
ストレスを避ける、遠ざける、逃げるのではなくストレスを受け入れる。
自分がストレスを感じているということを認識し、さらに掘り下げていく。
その結果、ストレスはストレスとして感じづらくなり、かつ、受けているストレスを「自分を成長させるための糧」としてとらえられるようになる、ということが本筋かと思います。

ストレスの軽減法として紹介されている4つの内、特に効果がありそうだなと思ったのが「思ったことや感情を紙に書き出す」というやつです。以前から日記を書くことを習慣にしていましたが、まさにこの「自分がその日、思っていたこと、その時感じていたことを書き出す」という作業が、気持ちを落ち着かせる効果があるなあと、思っていました。

自分の感情や思ったことをひたすら書き出すことを、エクスプレッシブ・ライティングといいます。エクスプレッシブ・ライティングを1日最低8分やるだけで効果があったという報告もありますが、できれば毎日20分は行ったほうがいいようです。
(Kindle版より引用 位置No.222~)

とにかくひたすら文章を書く、というライフハックはこのエクスプレッシブ・ライティングの他に「決めた時間内、手を止めずにひたすら書き続ける」ノンストップ・ライティングという手法もあります。
こちらも同様に、思ったことや考えていること、もしくは考えが浮かばないということも含めて書き出すということによって、頭の中が整理されてすっきりする、というメリットがあると思います。

今の時代なら、PCを使ってこれらの「書き出す」という作業を行うことがお勧めと思いますが、その最たる理由は「そのうち見直すことができる」ということですよね。
PCに向かってとにかくひたすら打ち込んでおけばいいわけで、自分の場合はEvernoteにてきとうなノートを作成して打ち込みまくったりしています。
後から気になったら、その時書いてたかなという単語をちょっと検索すれば大抵出てくるので、紙でやるよりも効率的かなと思っています。

ストレスを味方につけるためには「ストレスは悪いものである」というマインドセットを変えて「ストレスは自分に成長をもたらしてくれる」と考えることが必要です。大切なのは、ストレスが「ない」ではなくて、それが「成長のために役に立つ」という発想です。ストレスはどうやったってかかってくるので、「ない」と思い込もうとしてもうまくいかないし、感じたストレスに向き合わずに避けようとしても解消には至りません。結果、もっとストレスが嫌になり、それを避けようとして避けられなくてストレスに潰されていき、自らのエネルギーを減らしていく、というようなことが起こってとてももったいない。

それを減らすために、マインドセット介入を行って、「ストレスは嫌なものである」というマインドを変えていく。
そのステップは、本書においては3つ紹介されています。

・単にストレスの原因を見るだけでなく、自分の体に起きている反応も含めて客観的に意識する。
・そのストレスが起きているのは、自分の中で大切な「何が」脅かされることによって起きているかを考え、突き止める。
・ストレスのエネルギーを利用して、自分の大事なものを守るために何ができるのかを考える。

ポイントは「客観的」と「意識」、そして考えたり口に出したりする時に「楽しむ」ということだという印象を受けました。結局何でも、最終的には楽しんだ者勝ち、ワクワクしたもの勝ちってなもんですね。

やり方はとても簡単です。ストレスがたまっていると感じたときに、それを口に出すのです。
「あ、やっべー、ストレスたまる!」
という感じで、楽しそうに言うのがコツです。これを、できれば恥ずかしがらずに人前でもやってみましょう。
(Kindle版より引用 位置No.1148~)

最終章では前頭葉の働きを高めてストレスを感じづらくする「瞑想」の方法が紹介されています。背筋を伸ばした状態で、呼吸・足の裏・指先・手首・肘・足などに意識を集中させていくのがシンプルなその方法。
細かい方法やかけるべき時間はいろいろなものがあるでしょうが、8週間ほど続ければメンタルが強化される、と言われています。
新しい習慣を作るには2~3ヶ月かかると言われているので、朝起きた時にちょっとやるようにしたりとか、意識してみようかと思いました。

ほとんどの人は、やろうともしないで「自分にはできない」と決め付けます。
やってみた人も、ちょっと試しただけでうまくいかないと「自分にはできない」と決め付けてしまいます。
(Kindle版より引用 位置No.1983~)

「おわりに」に書いてあるこのへんの言葉は、「やってもいないのにぐだぐだ言ってねーでとりあえずやってみなさい」ということを突き付けられているようで、突き刺さります。特にこういう本に書いてある「こうしたらうまくいくよ」的なやつって、斜に構えてやりもしないくせに「意味ねーよ」とか言ってるだけとか、1日2日やっただけで効果がなかったとか判断することがとても多いなと思います。ある程度効果があるかどうかを判断するのには「習慣になるかどうか」の期間と同じ2~3ヶ月くらい必要かなと思っていますが、ストレスへの捉え方と瞑想の方法を、試してみようと思う本でした。