Amazonが誇る最強コスパタブレット「Kindle Fire」。
しばらく旅のお供に連れて歩いてみました。
Kindle Fireを約8ヶ月使ってみた
言わずとしれたAmazonのタブレット「Kindle Fire」ですが、手に入れたのは割と最近です。
Priori 3S LTEやcheero Power Plus3 Premium、AnkerのUSB充電器などと同じく、中欧4ヶ国旅行のために買いました。
いやほんと自分、この旅行のためにどれだけいろんなもの新調したんだ、という感じですね。気合い入りすぎやでえ・・・
タブレットとしては64GBWi-FiモデルのiPad2を持っていたのですが、旅行用にはちょっとデカい。そして重い。古いので、動作も重い。
7インチタブレットとしても以前、いわゆる中華パッドの「原道N70双撃」というのを持っていたこともありましたが、電源ケーブルが専用のもので他の端末と同じものを使えず、microUSBは付いているのにそこからの充電ができないという致命的な使い回しの欠点があり、まあ使いづらいこと使いづらいこと。スペックはそこまで悪くもなかったんですけどもね・・・
この中華パッドを買ったのが2012年で、それでも大体2万円くらいはしましたから、そう考えるとKindle Fireのなんと安いことか。革命児か。
Kindle Fireのメリットデメリット
Kindle Fireの一番のメリットは何か。
一つだけ挙げろと言われたら、何といってもそのコストパフォーマンスでしょう。
プライム会員だと4980円ですからね。スマホの新製品が出るたびに、10万円近い価格が付いていることを考えるとびっくりする値段ですよねほんとに・・・
逆にデメリットとして挙げられることとしては、
・質感が若干チープ
・大きさも重さも、特に優れてはいない
・FireOSというオリジナルOS
・性能も価格相応。そこまでサクサクではない
・内蔵メモリだけでは心もとない
といったようなところで注意するべき点はいくつかあるのですが、それらを補って余りあるだけ有用なものだと思います。
プライム会員でない場合は8980円ですので、他のタブレットの値段もそこそここなれてきている今の時代で考えるとわざわざKindle Fireを購入する意味はないかな、別のデバイスでもいいかな・・・という感じではあります。
Androidのタブレットの検討として考える端末ではなく、実質、プライム特典をめいっぱい楽しむための端末、という形になることが多いかと思います。
個人的に結構大きいのは、安いから割とてきとうに扱える、ということですね。ちょっと言葉は悪いですけども。
高い値段するものって買ったはいいけど必要以上に丁寧に扱ってしまって神経使うので、いまいち使いきれないなんてことが多いのですよね・・・
そのあたり、仮に壊れちゃったところでまあ5000円だからいいかー、と割り切ってしまえるのは地味に助かります。
Kindle Fireを使っていて助かるところ
その他、Kindle Fireを使っていて助かるなと感じるのは、
・200GBまでのmicroSD対応で内蔵メモリの少なさを補うことができるという点
・プライムビデオなどAmazonプライムの各サービスとの相性がいい点
これらの点です。
具体的には、
1.プライムビデオ、プライムミュージックを詰め込む
2.Kindle本を読む
3.microSDに動画を詰め込む
このへんですね。ほとんどKindle本読むのとプライムビデオ見る用になってます。
Amazonのサービスをどれだけ使うかで、Kindle Fireの便利さはだいぶ左右されますよ、という話なのですが。
Kindle Fireの購入を検討するなら、ここは重要な尺度になると思います。
個人的な感覚としては、まずKindle本を読む、というのが普通に便利。例えば本を読むという目的だけを考えるなら通常のKindle端末の方が表示の自然さやバッテリーの持続時間でアドバンテージがあります。特にバックライトが苦手だったりする方は、より自然な本に近い表示になるKindle端末(現在なら、できれば解像度が300dpiあるPaperWhite以上)の方が圧倒的に読みやすいと思います。
が、Kindle Fireだけでも十分に読めます。Kindle端末よりKindle Fireの方が安いので、そこはどっちを取るかですね。
また、買った瞬間からメニュー構成がAmazonのサービスを利用するためにカスタマイズされているので使いやすい。これはまあ、自分でいろいろカスタマイズしたい人もいると思うので人によるとは思います。
このあたりが「プライム会員じゃない上にAmazonのサービスをあんまり利用しないけどAndroidベースのタブレットが欲しい」→なら他のやつ買えばいいんじゃない?と思う所以です。FireOSの仕様は、普通のAndroidのタブレットが欲しい、という場合には逆に邪魔だったりするでしょうからね・・・
逆にプライム会員で、そこそこAmazonのサービスを使う人なんだったら、4980円なのに買わない理由がなくない?というくらい、タブレット購入を考えるなら第一選択になりうると思います。
後、自分まだ子供がいないんですけど、お子さんがいるという方にも重宝するんじゃないかと思いますね。プライムビデオに結構キッズ向けのアニメとか揃っていますし、高いタブレット端末触らせるのを躊躇する場合でもKindle Fireなら安い分許容範囲になりやすいのではないでしょうか。
アプリについては、よくFireOSはアプリ数が少ないから使いづらいと言われますが、有名どころのものは一通り揃っていてそこまで不便を感じたことはありません。
また、Google Playのアプリも一応、入れようと思えば入れることができます。セキュリティ上の不安があるので広く勧められるものではありませんが。
microSDに動画を詰め込むのは、アナログテレビの時代に過去に自分でテレビ録画したファイルが主。使うアプリは「MX Player」がお気に入りです。
プライムビデオは、何といっても事前にmicroSDにダウンロードしておけるというのが便利。プライムミュージックも同様ですね。ダウンロード後30日を経過すると、一旦はインターネットに接続した状態にすることが必要ですが再ダウンロードが必要なわけではありませんし、基本的に見る直前にダウンロードするようにしておけば問題ありません。
Kindle Fireの場合だと、音楽を聞くというよりは画面サイズを活かした形で動画を見ることの方が便利なので、どちらかというとプライムミュージックよりはプライムビデオ寄りになりますかね。
SFC取得への道でもこれがかなり役に立ちました。記事内でも何回か見た作品を出していますが、あらかじめダウンロードしておいて機内で見れば、パーソナルモニタのない国内線でも機内エンターテインメントが楽しめます。
最近就航したA321ceoの座席にはスマホ・タブレットホルダーが付いているらしいので、今後就航する新しい機材にも同じような流れが期待できるかもしれませんね。
自分が買った時には8GBモデルしかありませんでしたが、今は+2000円で16GBモデルもありますのでこっちの方がコストパフォーマンスはいいかと思います。
プライムビデオはmicroSDに保存するように設定することができるので問題ないのですが、Kindle本とかは本体のメモリにしか保存できないので。
後はEvernoteで旅の記録を残したり、あらかじめ作っておいた旅行用のメモを確認したり。(今はプレミアムじゃないとちょっと使いづらくなってしまいましたが・・・)
安い、持ち運び用のタブレットとして、買ってよかったなあと思っています。
Kindle Fire、これからもよろしくお願いします。