SFC取得への道その6、中欧4ヶ国旅行8日間の2日目です。
到着してすぐにホテルに向かって1泊した後の2日目はハンガリーの首都ブダペストを周ります。
1日目(新千歳出発~ウィーン経由ハンガリー到着まで)はこちらからどうぞ。
ブダペストを満喫1日間
8日間のツアーではありますが、4ヶ国回るということもあってそれぞれの滞在時間はあまり長くはありません。それでも都市部を中心に、その国の主な観光名所を回ることができるので十分楽しめます。
1日目の夜にブダペストに到着し、ホテルで1泊。2日目の朝から1日かけて、ブダペストを満喫します!
ホテルの朝食会場。正直ヨーロッパのホテルの朝ごはんにはあまり期待していなかったんですけど、いい意味で期待を裏切られました。
すごいオシャレな感じのビュッフェでしたね。人もあんまりいなかったので今回滞在したホテルの朝食会場で唯一写真が撮れました。
ヨーロッパは野菜が摂りづらい、なんてことも渡航前にはよく書いてあったし添乗員さんもそんな話をしていたので、まあそうなんだろうなあと思っていたんですけど普通に十分な内容のサラダもあって、美味しいものでした。
さて、これだけたくさんのメニューがある朝食会場!
Romulusさんは一体何を食べたのかと言いますとー
いや全然食べてねえな!(笑)
胃袋のキャパシティが少なすぎるので、こういうビュッフェ形式のものだと自分が食べたものの写真が本当に映えませんねー。
お腹イタイのは若干よくなってはいたんですけどね、胃に食べ物入れると痛みだしたりするんでちょっとびびってましたね。
奥様は自分の倍くらい食べてました。
昨日試しに使っていた海外用プリペイドSIM「Mighty SIM」は事前に200MBをチャージしていたのですが、SIMフリースマートフォンPriori3S LTEに入れて接続し、テザリングでiPhoneに接続したまま寝てしまったら、それだけで朝の時点で200MBを使いきっていました。
アプリのバックグラウンド更新とかそのへんの設定は軒並みちゃんとオフにしていたつもりだったので結局原因はわからなかったんですけど、この先ホテルのWi-Fiだけで旅行を続けるのも不安だなあということで500MB2800円を追加チャージしました。
朝からどんよりした天気だったのですが、バスに乗って出発してすぐくらいから雨が降り出してしまって、この日は結局ずっと降ったりやんだり落ち着かない天気でした。
なかなかのどんより具合。
最初に向かう場所は「マーチャーシュ教会」。正式名称は「聖母マリア聖堂」で、今ある建物は14世紀後半に建てられて、19世紀に大規模な修繕をされたものだそうです。
どよーん。きれいな建物なんですけどねー。雨だとちょっと暗い雰囲気になっちゃいますね。
中はこんな感じです。結婚式もやっているそうで大体2万円~3万円くらいかなーと言ってました。お安い。
まあカトリックの教会なので、当たり前の話ではありますけど信者でもない人がふらっときて式を挙げられるような場所ではありませんね。
写真だとあまりきれいに残りませんが、ステンドグラスもきれいでしたね。
ちょっと俯瞰っぽく、奥から見るとこんな感じです。やっぱり14世紀あたりのゴシック様式の建物だからなのか、とにかく高いです。
なんかゆるキャラみたいのもいました。
マーチャーシュ教会見学の後は、カロチャ刺繍のお店へ。カロチャというのはドナウ川のほとりにある町の名前で、ハンガリー民芸の中心的役割となっているらしいです。写真の真ん中に写っているおばさまが、手作業で刺繍をしていました。
600円くらいの小さいものから2万円以上の大きいタペストリーとかエプロンみたいなものまで幅広くありましたね。
ツアーで寄るお土産物屋さんなので日本人観光客もたくさん来るんだと思いますけど、ユーロも使えるし手慣れたものでした。
このお店を出た後は「漁夫の砦」へ。マーチャーシュ教会のほぼ隣にあります。
高さはそれほどありませんが、ブダペストの街を一望できます。間に流れている川がドナウ川、それよりも西側(手前側、マーチャーシュ教会や漁夫の砦がある方)がブダ地区、東側(奥側)がペスト地区です。
ツアーの日程には入っていませんが、ハンガリーは温泉も有名なんですよね。この漁夫の砦から見ると東側に「セーチェーニ温泉」というところがあって、それがたぶん一番有名な温泉なんじゃないかと思います。
海外の温泉と言えば、水着を着て入るというのが普通、というイメージがあります。ハンガリーも同じく、入浴している人のほとんどは水着着用なんですけど、伝統的なスタイルは裸だそうで。現在はエプロンのような形をしたタオルで隠す、というのが増えてきているらしいです。
お湯の温度が40度を超えない、日本でイメージする一般的な温泉よりは温水プールに近い感じなのかもしれないですね。
漁夫の砦からブダペストを見下ろした後はバス移動で英雄広場へ。この英雄広場も、セーチェーニ温泉の近くにあります。
・・・という予定だったんですけど、右往左往歩いて歩いて、なかなかバスに乗れないという事態に。どうやら現地のガイドさんも困惑するレベルのシステム変更が6月から始まったということで現場も混乱していて、観光客をピックアップするバスの乗り降りする場所や許可があまりきっちり決まっていない(というかしっかり運用できていない)らしく、30分以上は雨の中待ったんじゃないでしょうかね。
最終的に来たバスに乗るまでの間に一体何台のバスを見ただろうかというくらい、あらゆる国の観光客を乗せたバスが行き来していました。
英雄広場もどよーん。ヨーロッパは天気が悪いと実に写真が映えなくて残念ですね。ハンガリー建国に関わった人とか、まあ偉い人の銅像がある場所です。
右側と左側にそれぞれ7体ずつだったでしょうかね。第二次世界大戦で像が損傷した時に、別の人に入れ替わったりもしているみたいです。
次は聖イシュトバーン大聖堂に向かいます。マーチャーシュ教会と英雄広場のちょうど中間くらいの位置ですかね。割とドナウ川に近い東側にあります。
ここも広かったですねー。イシュトバーンというのは、ハンガリーの初代国王であるイシュトバーン1世に由来しています。
ここにはそのイシュトバーン1世の右手のミイラが展示されています。写真だとなかなかわからないんですけど、横から見ると確かに、黒い塊があって、握りこぶし的なものが見えます。
一通り聖イシュトバーン大聖堂を見学した後、ここからちょっと南に行ったところにあるレストラン「シラノ」で昼食です。
1月に新婚旅行の行き先を決めた後、一番浮かれていた1月後半頃にストリートビューでよくこのあたりの街並みを見ていたんですけど、ああ確かにこんな感じだったなあという街並みでした。
1品目、パプリカのスープです。ハンガリーと言えばパプリカ、というくらいとにかくパプリカを使った料理が多いらしいです。すごく辛そうな見た目してますけど全く辛くないです。
写真だと比較するものがないのでわかりづらいんですけど、このスープ皿、めっちゃ深くてでかいんですよ。具もほとんど入ってないように見えますけど結構ゴロゴロしたお野菜が底に沈んでいました。これだけでお腹いっぱいになるレベル。
メイン料理は3種類から選べました。これは奥様が選んだ肉料理。
こっちは自分が選んだ白身魚の料理です。魚料理は盛り付けが若干雑なイメージですけど、味はまあまあ。
昨日からいまいちな状態が続いているお腹の痛みは、この頃になると空腹時は何でもないけど、ちょっと食べ物入れると痛くなるという感じで、あまりよろしくはありませんでした。
そんなわけで、デザートはちょっと残してしまいました。上が奥様が頼んだチョコレートソースがかかったケーキ的なもの、下が自分が頼んだカスタードソースのかかったダンプリング(小麦粉を使った団子みたいな食感のもの)です。
味はまあ・・・どうでしょう、日本のお菓子の方がおいしいです。
レストランと全く関係ない話ですけど、この店フリーのWi-Fiが飛んでいまして、ただパスワードがかかっていましてね。
最初接続を試みた時にパスワード要求されて「ああ、こりゃダメだな」と思って放置してたんですけど、気が付いたら奥様、店員に普通にパスワード聞いてました。
しかもそのパスワード入れてみても一回ダメで、そしたら別の店員にもう一回聞いて接続してもらっていました。英語もそれほど話せないのに普通に話しかけていくのを見てちょっとびっくりしました。まあ、それでも大抵は何とかなっちゃうんですよねー。
それとこの時一緒のツアーに参加していた方が「子供からタブレット借りて、Googleでネットに繋がっていなくても地図が見られる設定にしてもらったんだけどうまくいかない」という話をしていまして、ああそういえばGoogleマップってオフラインマップって機能あったなーと思い出して、この場ですぐダウンロードしたりしてました。
1月後半に知った機能だったんですけど、このオフラインマップってダウンロード後30日間っていう有効期限があるんで、この時はダウンロードできなかったんですよね。2月入ってからはずーっとSFC修行のことしか考えていなかったのですっかり忘れていました。
結果このダウンロードマップは、この後徒歩1時間以上の道のりを歩くのにものすごい役に立ちました。GPSもちゃんと効くし、コンパスと合わせて使うだけでかなり楽になると思います。
昼からは自由行動です。といってもまあ夕方にホテルに戻るまでの間なのでこの近辺しか行くことはできないんですけど、このシラノってお店はブダペストの繁華街「ヴァーツィ通り」のすぐ近くにありまして、このヴァーツィ通りを南下したところに中央市場ってところがあるということだったので、ここに行ってみることにしました。
ヨーロッパは異国情緒溢れるので、街をてきとうに歩いているだけでも楽しいですよねー。ハンガリーらしく、パプリカをモチーフにしたお土産物も多かったです。
これが中央市場。レストランから、歩いて15分くらいでしたかね。
この一瞬だけ、ちょっと天気が回復しました。
中はこんな感じ。中央市場って名前なんで当たり前ですけど、野菜とか果物とか、肉とか売ってる店が並ぶいわゆる市場です。
人でごった返すという感じではありませんでしたけど、通路がそれほど広くないということもあって結構な賑わいを見せていました。
市場の2階から見下ろすとこんな感じの風景が広がります。2階にはフードコートみたいになっているところがあって、みんな昼間っからビール飲んで楽しくお食事してましたね。値段も高くないし、お腹に余裕があったらちょっと加わりたいくらいでした。
歩いてホテルに戻るためには来た道を戻る感じだったんですけどちょっと時間に余裕がありそうだったので、オペラ座の入り口まで行ってみることにしました。
ほんとに入り口のところに行っただけなので雰囲気だけでしたけど、入り口のところに演者さんなのかわかりませんけど1人きれいな女の人が立ってて(下の写真の左の方です)、この人だけ周りの人とちょっと違うオーラを放っていました。
オペラ座の近くには地下鉄も走っているので、乗ることはありませんがホームまで行ってみて車両を見学。若干「何で乗らないんだこの東洋人は」みたいな視線を感じました(笑)
ホテルへの帰り道、ショッピングモールみたいになっているところにスーパーマーケットがあったので寄ってみることに。
ハンガリーのスーパーはSPARでした。SPARって日本だとコンビニのイメージがありますけど、ヨーロッパを中心にした世界最大の食品小売りチェーン(Wikipediaより)、なんですよね。
北海道のSPARは今は「ハマナスクラブ」となり、ブランドとしてはもうなくなってしまいましたけどね・・・
海外に限らず日本でもそうなんですけど、旅行に行った先のスーパーマーケットっておもしろいんですよねー。ご当地の食材とか商品とかいろいろ見られますし。
日本だとそれでもさすがに全国どこでも見られるものがありますけど、海外はそういうのもないんで一通り見るだけでおもしろいです。
17時頃にホテルに戻ってきて、夕食は「グンデル」というハンガリーの老舗レストランです。実はこのレストラン、今回の旅程の中で一番格式の高いお店らしく、唯一「ジャケット着用」というドレスコードが指定されていました。
といってもまあ「スマートカジュアル」というもので、Tシャツにジーパンとスニーカー、という感じじゃなければ大丈夫ですよという程度のものらしいんですけど、やっぱり若干緊張しますよね。日本じゃないし。
このレストランのために服買いましたからね。スマートカジュアルってなんだとか調べて。
ホテルで着替えてから、いざ、気合いを入れて店内へ。
ドレスコードに若干びびってる感じはありましたけど、店内割とカジュアルなんじゃないかと思うような雰囲気。食べている間も周りに日本の曲を演奏するアコーディオンの奏者なんかが来たりして、あまり厳かな印象はありませんでした。
ツアーのレストランになっているくらいですからまあ、日本人もいっぱい来るんでしょうね。すごい慣れてる。
まずはアミューズ。ブルーチーズが入ったなんちゃら、だったかな。(覚えてない)
飲み物は白ワインをチョイス。よく合います。甘口、というわけではありませんでしたが飲みやすいワインでした。赤ワインより白ワインの方が好きですね。
前菜。結構な野菜感が残っていてさっぱりとした味付けでした。貧乏舌なのでよくわかりませんでしたが、おいしかったと思います。
メインは肉料理です。ここのメインが肉料理っていうのがあらかじめわかっていたのでお昼ご飯は魚にしたんですけど、やっぱり肉の方が美味しいかも。
柔らかいというよりは割としっかりとしたお肉でした。奥様曰く、昼のレストランのお肉料理の方が美味しかった、ということです。
デザートです。ヨーロッパので出てくるデザートというのは、どうしてこうサイズ感がどうにもでかいのか。そして、うーん・・・日本の方が美味しいです。
決して美味しくないというわけではないのですが、感動するほどでもない。という何とも微妙な感じです。普通に美味しい。
さてさて、夕食が終わった後はこの日一番楽しみだった「ドナウ川クルーズ」です。パンフレットとか見てもこの写真がほんとにきれいで、すごい楽しみでした。
唯一の心配はお天気。雨が降るか降らないか、微妙な感じです。果たしてきれいに見えるんでしょうか・・・
いざ、乗船!
・・・と思ったら、どうやら船が違っていたようです。
現地ガイドが船の停泊場所を間違えたとかで、もう一回バスでちょっと移動し直して仕切り直しになりました。
正しくはこっちの船だったようです。さっきのに比べるとちょっと小さめの船になりましたが、中は結構広々でした。同じツアーの人しかいないので十分でしたね。
確かこれ国会議事堂だったかと思うんですけど、夜はこんな感じにライトアップされるんですよね。これは写真でもキレイさが伝わると思いますけどほんとにキレイです。来てよかった。
こっちはくさり橋。
しばらくクルーズしたら方向転換して、今度は逆側を通って戻ります。
帰りの方が国会議事堂に近い方を通りましたが、遠い方が味のある感じもしますね。
このクルーズはまあ、ハンガリーに行ったら大体の人がやると思うんですけどお勧めですねー。ほんとにきれいです。
そしてこれ、割ときれいに写真残ってますけど、微妙な小雨降ってる天気ですからね。天気関係なく楽しめると思います。船の外に出ないと窓の水しぶきで景色あんまり見えなくなっちゃうんで、雨降ってないに越したことないですけどね(笑)
この後はホテルに戻って2日目終了です。
明日に備えて、昼間スーパーマーケットで買ったburnを飲んでみましたが、何とも微妙な味がしました。うん、日本のburnの方が美味しい。