SFC取得への道その10、最終章です。
記念すべき最後のフライトは、新千歳⇔那覇の単純往復。国内最長路線をプレミアムクラスで体験します。
最後は優雅に長時間フライトのプレミアムクラスで!
<フライト詳細>
7/9 新千歳→那覇 プレミアム株主優待 3892PP 40400円+4250円(PP単価11.47円)
7/10 那覇→新千歳 プレミアム株主優待 3892PP 40400円+4250円(PP単価11.47円)
株主優待券込みのPP単価が11.47円。お世辞にも優秀とは言えないPP単価です。
今回も例によって、「修行」とは名ばかりですね。
株主優待券も普通にネットのチケットショップで購入したものです。
これより前の時期は1枚5500円とかしていた時期もあったのでそこまで高いコストだったわけではないものの、自分でクロス取引とか使って低コストに手に入れたものでもなく、本当に普通にお金をかけただけです。
これから先にSFC修行を考えている人のコスト削減の方法としては、あまり参考にはならない出費ですね。
ちなみにこの時期、土日のプレミアム旅割28は設定されていないか、8席ある内1席だけ設定されているという状態でした。価格が確か43000円程度と株主優待を使う場合と大差なく、予約変更可能かどうかといったことを考えると全く魅力のない価格になっていました。
このブログでは常々、価格帯の安い1月や11月、12月の修行をお勧めしています。夏になるとほんと、急に高くなるイメージがあります。
それでもこのラストフライトは、最初からこの路線にする!と決めていました。
5/21~5/22の関西経由那覇、と6/11~6/12の旅割75タイムセールでの那覇、で沖縄には既に2回、一応行っていますが、重要な点は「国内最長路線である新千歳⇔那覇をプレミアムクラスで往復する」というところです。
新千歳と那覇をプレミアムクラスで単純に往復するだけで大量7784PPが手に入ります。フライト時間の都合上、日帰りの往復が不可能ですが、これを7往復したらそれだけで修行が終了してしまう大量ポイントです。
起床はまたしても早めの時間で、今日明日でいよいよSFC修行も終わりか・・・ということで感動もひとしお。
というよりは、週末1人で出かけることに申し訳なさを感じることがもうない、ということに安心するというのが正直なところでしたかね。
奥様はこの日、お仕事です。かたや旦那は朝から飛行機で沖縄に行きます。
いやー、普通にこれ、たぶんむかつくだろうな、と。
今回最後、ということでこれまでの感謝を込めて、IT'S DEMOで売っているメッセージクッキーをテーブルに置いてから家を出ました。
特に「おつかれさま」クッキーの破壊力がすさまじいと思います。かわいくて食べられない(;´Д`)
新千歳空港に着いた後、今回はスキップサービスを使って悠々と専用保安検査場を通り、ラウンジへ。
今回、ラウンジで2時間近くを過ごすことになりましたが、充実野菜とブレンドコーヒー、すなっくみっくすおつまみをいただいてくつろいでいました。
プライムビデオで「地球、最後の男」を見ていましたが、正直盛り上がりどころがよくわからないまま終わってしまった映画、という印象です。
今回のプレミアムGOZENはこんな感じ。
・厚焼き玉子
・山椒えだまめ
・関門ロール
・鮭幽庵焼き、みょうが
・海老とオクラの利休揚げ
・煮物(大根、南瓜、人参、椎茸、絹さや)
・花餅茄子
・具沢山炊き込みご飯
山椒えだまめがすごく美味しかったです。
そしてプレミアムモルツ。この他にホットコーヒー、コカコーラゼロをもらってもまだ1時間くらい仮眠する時間のある新千歳→那覇路線。やっぱりさすがに長いです。前回タイムセールで普通席を利用した時はさすがにちょっと疲れるなと思いましたが、プレミアムクラスだと余裕でした。やっぱり座席の違いは大きいですね。
定刻通りに那覇空港へ到着。ゆいレールへの道のりもさすがに3回目だと慣れたもんで、1日乗車券を購入してまずホテルの最寄駅、旭橋駅へ。
今回のお宿ももちろん「KARIYUSHI LCH」。今回は今年4月にオープンした「PREMIUM」です。公式ページに記載のある最寄駅は県庁前駅なんですが、旭橋駅からの方が道も1本で向かいやすいということに前回気が付きました。
部屋の内装は2ndとそこまで大きくは変わらない印象です。
15時頃に外出して、県庁前駅から首里方面へ向かったのですが、小雨が降ったりやんだり、風も強くて傘もさせない感じのことが多くて非常にやりづらかったです。
なぜか、というと。
ヤツのせいです。そう、台風1号です。
今年、例年よりもかなり発生が遅れて、史上2番目に発生が遅い台風1号、かつ、史上初、1号なのに「強い」「非常に強い」を通り越して「猛烈な」まで発達したアイツです。
2016年7月3日の9時に台風1号が発生。
まっすぐ台湾に向かって北西に進んでいて、結局そのまま台湾を直撃して通過していきました。
沖縄への影響は、奄美大島とか石垣島とか、沖縄本島よりもさらに西に位置するところは影響がありましたが、本島の便はほぼ影響がないという状況。
いやー、たぶん、台風1号が発生してから9日までの間、北海道で一番台風情報見てたの自分なんじゃないかなと思うくらい、ずっと台風情報見てました。
1日に4回更新される台風情報を毎日確認して、ANAとJALの運航の見通しを確認して、というね。
なんせこのフライトが欠航してしまって仕切り直し、なんてことになったら、日を変えるにしても夏の沖縄、土日に空いている便なんて全然期待できませんからね。
最終的に、7月9日の朝の段階で台湾を抜けたくらいで勢力も弱まっていたので、飛行機に影響したりということは全くなかったのですが、それでもそんな近くに台風がいたらそら天気はよくないよねっていうね。
2016/7/9 3:00時点の台風。(当時の気象庁ホームページから画像引用)
Romulusさん、今年人生初の沖縄で、3回も行ってるのに全部雨に降られました。
どんだけ雨男やねんと。
それでも、時折晴れ間が見えるだけ今回が一番マシだと無理やりポジティブに切り替えて、牧志駅まで。
ここから西にある牧志第一公設市場へ向かいます。
ゆいレール1本で近くまで来れますし、そこまで時間もかからないので那覇修行での行き先としてはちょうどいいんじゃないかと思います。
市場の建物の中の感想としては、ハンガリーで見た中央市場にちょっと似てるなあ、という感じでした。
そこらじゅうにある言語がまず全然違うだろうという話ではあるのですが、店構えとか雰囲気とかが、やっぱり「市場」ってことで共通する部分もあるんだろうなあと。
時刻はまだ夕方。晩ご飯にはちょっと早いですが、ここで絶対に食べておきたいものがありました。
陸マイラーなら知らない人はいないであろう「ANAとマイルのパパじゃない」のテラヤマアニさんが記事で紹介していたソーキそばのお店「田舎」のソーキそばです。
お名前を出すのもおこがましいレベルの位置に君臨する方ですが、あやかって同じ店に行ってみました。
いやー、この店構え。この写真1枚に入るスペースだけで何回ソーキそば390円って書いてるのかというレベルです(笑)
ああ、昔は350円だったんだね・・・値上げを余儀なくされてしまいましたか・・・時代かな?とかいうことまでわかります。
本当に独特な雰囲気のあるお店だなあと思いました。
でも中に入ると、ごはんを食べるには中途半端な時間なのにお客さんが途切れることはありませんでした。うむ、これは期待できる。
ソーキそば390円。お安い。値段の割に、量もそこそこあります。
事前の情報通りに出汁がしっかりしていて、ソーキの味もしっかりしていて、大変おいしいソーキそばでした。
前に食べた一銀食堂のソーキそばとどっちが美味しいかな・・・甲乙つけがたい味だとは思いましたが、どちらか選べと言われたらこっちでしょうかね。
腹ごしらえを終えたら、またゆいレールに戻って首里方面へ向かい、今度はおもろまち駅で降ります。
ちょいちょい雨が降ってくるのにうざったさを感じる中、ちらっと「DFS T GALLERIA」を見て素通りします。
沖縄県外へ出る飛行機に乗るなら、ここで購入した商品を那覇空港で受け取る形になりますが免税で利用ができます。これは沖縄県限定の「特定免税店制度」という制度で、その対象店舗の代表としてここが有名です。
ブランドによっては制度の対象外というものもあるみたいなので、実際のところどのくらい安く買えるのかはよくわかりませんでした。
免税店って「免税」っていう響きで既に得しちゃってる感が出て、結果損するみたいなところありますよね。
そのまま北西に向かって歩いていって、ショッピングセンター「那覇メインプレイス」へ向かいます。
ちょうど選挙の投票日前日だったので、周りが若干騒々しかったですね。
人の多さもそこそこ。たまたま通りかかったサンリオショップで、奥様に「SFC修行をさせてくれてありがとう」というおてまみ(死語)を書くのにちょうどよさそうなぐでたまの「Thank you」カードがあったんでこれを買いました。
この時点で結構な距離歩いているのと、ちょいちょい降って来る雨に若干うんざりして、ちょっとホテル戻ってもう不貞寝しようかなと若干迷ったんですが、今年3回も沖縄来てて1回目も2回目も来ようと思って雨で諦めた「首里城」に行かないわけにいかない、ということでまたゆいレールに戻り、首里方面の終点「首里」駅へ。
まあ正直首里城に向かうにしても、ゆいレールの最寄駅からはだいぶ歩くし若干坂だし、そこそこ疲れます。
結局首里城公園に着いたのは、17時半頃だったんじゃないかと思います。
せっかくなので有料エリアへ。
ちなみにこの首里城公園の有料エリアの入場料は、通常大人820円ですが、ゆいレールの1日乗車券があると団体料金の660円に割引されます。
入館料金、年間パスポート | ご利用案内 | 首里城公園 ‐ 琉球王国の栄華を物語る 世界遺産 首里城
有料エリアの中は、かつて日本ではなかった、ということが実感できる琉球王国独自の文化・装飾がたくさん見られます。
この後に台湾に行った時、似たような雰囲気の装飾があったので「沖縄っぽいなあ(小並感)」と思っていたのですが、どちらも中国の福建省の影響を受けているからなんですね。
中欧旅行へ行っても思いますが、こういう時に歴史を知らない自分の教養の浅さを思い知らされます。
知ってるか知らないかでだいぶ楽しみ方変わりますよねー。
思う存分正殿を見学した後、またしても雨に降られつつまた長い距離を歩いてゆいレール首里駅まで戻り、そのまま県庁前駅まで向かいます。
晩ごはんを食べに行くには中途半端な時間だったのと、歩き疲れて濡れ疲れて(?)もう休みたかったので、晩ごはんはどこかで買ってからホテルで食べることにしました。
県庁前駅に「リュウボウ」というデパートがあるのでそこの地下の食品売り場がいいかな、と思ったのですが沖縄っぽいものがあまりなくて、結局ファミリーマートで購入。
ポーク玉子おにぎり(チキナー、油みそ)と、ソーキそばのカップ麺。
そしてオリオンビール。これだけで十分沖縄っぽさ満喫です。美味しかったですね。
少食のお腹にはだいぶたっぷりでしたが、食べ終わってベッドに移動したらいつの間にか寝ていました。21時くらいだったんじゃないかと思います。さすがに早寝すぎるだろと。
さて一夜明けて10日の朝、早寝早起きにも程があるだろうという時間、2時半に目が覚めて、さすがにこの時間は早すぎるという判断の結果、二度寝三度寝四度寝くらいまでいってから起きて9時15分くらいにチェックアウト。最終日になって台風が過ぎ去ってようやく晴れるという非常にタイミングの悪い天気でした。
青空が憎々しいぜ・・・orz
天気がいいので、ゆいレールで那覇空港方面に向かう最中に奥武山公園駅で降りるかどうかをかなり迷いましたが空港で長く過ごしたいなと思ったので結局寄らずにまっすぐ空港に向かいました。
那覇空港で行っておきたい場所、というか修行僧ご用達の場所と言えば、ここ。
「空港食堂」です。1階到着ロビーのずいぶんと奥まったところにある(下図参照)ので見つけるのが最初は大変ですけど、一回は行ってみたいところです。
ここでポーク玉子定食かゴーヤーチャンプルー定食でも食べようかと思っていたのですが、定食類は11時からじゃないと食べられないということがわかってやむなく却下。
写真左下のモーニングセットかカレーなら食べられたんですけど沖縄っぽさゼロなので、今回もA&Wを利用することにしました。
チキンサンドのカーリーポテトコンボ880円。飲み物はもちろんルートビアですが、セットにするとルートビアっぽさが若干薄れますね。ルートビアと言えばやっぱりジョッキです。
うむ、相変わらずの風味。苦手な人も多いでしょうけど、自分は嫌いじゃないです。
定刻13:05の便なのでまだまだ時間には余裕があります。
この後は時間をつぶすために、4階の通路からしばらく飛行機を眺めていたり、100円かかる見学者デッキに出たりしてみました。
これが4階レストランフロアの窓側から見える景色です。窓越しではありますけど、はっきり飛行機が見えてなかなかのいいスポットだと思います。
対して見学者デッキは、3階にあります。(下図の赤丸参照)
逆光で若干見づらいですが、ゲートの入り口ってところに100円を入れて通過します。
出た先はこんな感じ。
張られているフェンスとワイヤーが邪魔をして、写真をうまく撮れるスポットはあまり多くはありません。(自分が下手くそなだけ、という説もありますが)
高さが先ほどの4階通路よりもない分だけ、あまり見通しがきかないという感覚が強くて、100円払ってまでここに出る価値があるかと言われると正直微妙なところです。たぶん、滞在時間5分くらいだったと思います。
10:30を過ぎた頃に、保安検査場Cを通りました。フライトの時間までは実にまだ2時間半以上があるのですが、そこはラウンジ大好きRomulusさん。全く問題ありません。
保安検査場Cを通った先にあるのが、このANA SUITE LOUNGEの入り口。
下にある「Diamond」の文字が輝いて見えます。
いやー、入ってみたいもんだなあー。
でもたぶん、さすがにダイヤモンド専用のラウンジには一生入ることはないんじゃないかと思います。
一番近いのはラウンジ利用券を手に入れて入るってことでしょうけど、ラウンジ利用券で入るなら羽田か成田の国際線じゃないとちょっともったいない気しますしね・・・
とかそんなことを思いながらANAラウンジにやってきました。
お酒に弱いので飲むかどうか迷いましたが、この空間に入ると無性に飲みたくなるのはなぜなんでしょう?
オリオンビールをいただきます。時間が死ぬほどたっぷりあるので、すなっくみっくすおつまみもいただきます。充実野菜もいただきます。
その間、Kindle Fireに強引に入れたdマガジンのアプリで、帰りのフライト中に見る雑誌をダウンロードするという作業を延々と続けていました。
いつも思いますが、那覇空港の搭乗口付近の混み合いっぷりはすごいなと。
ラウンジもいつも激混みですけど、それでもやっぱりラウンジ使える方がまだ落ち着いて過ごせるかなと思います。
優先搭乗が始まった頃、アジア系の方が搭乗口付近に押しかけて、ANAの係員に戻されるというのが何回も起こっていました。
優先搭乗という概念自体を知らないのかもしれないし、今誰が搭乗できる状態なのかよくわからんというのもあるのかなと思いましたが、見ていてあまり気持ちのいいものではありませんね。
飛行機は定刻通りに離陸。ついにラストフライトです。
すごいきれい。次にここに来るのはいつになるかな・・・
13:05発の便なので、ギリギリ「プレミアムSABO」の時間にあたります。
・パンプキンサラダ&ポークハムロールサンド
・てりやきハンバーグクロワッサンサンド
・シーフードマリネ(リーフレタス、海草めん、タコ、海老、イカ、ミニトマト、ライプオリーブ、セルフィーユ)
・フルーツパンナコッタ
軽食の方のメニューはこんな感じ。
お菓子の方は「Patisserie LePommier」の
・いちごのマドレーヌ
・チーズガレット
・アーモンドとオレンジのプチケーキ
でした。
飲み物は最後なので、これまで頼んだことのないスパークリングワインにしました。ほんとは窓越しの空を背景にしてスパークリングワインの入ったグラスが写るというあのオシャレな写真を撮りたかったのですが、どうにもうまく撮れずに全然かっこよくないという結果に。残念すぎる・・・
着陸まで後15分~20分くらい、という直前になって小腹がすいたので、プレミアムクラスに何回も乗ってきて一度も頼んだことのない「軽食」に何があるのか聞いてみたところ、ビーフストロガノフとホタテの雑炊ですということだったので、ホタテの雑炊をいただいてみました。
うん、これ、マジおいしい。
正直、関西の2時間とかでもプレミアムGOZEN食べたらお腹いっぱいでその他に何か食べようって気にならないんですけど、3時間を超える那覇路線だったら、ちょっと嬉しいサービスだなと思いました。
飛行機は定刻通りに、無事に新千歳空港に到着。
これを以てSFC取得への道のラストフライトが終了しました。
ようやく終了したなあーという感覚でした。
最後の方はとにかく、1人で勝手に出かけてるのが奥様に申し訳なくて、心の底から楽しめてなかったです。
以前にも記事にしていますし、他の陸マイラーの方も多くの方が記事にされていますが、家族の理解は重要です。
2017年に修行を検討中の方は、是非この部分を怠らず、楽しい修行を行ってください。
翌日になってプレミアムポイントが積算され、無事に50000PPを達成。画像は1日しか見られない「50000PP超えてるけどまだブロンズ会員表示」という状態です。