最終更新:2017年10月28日
一度手にすれば、年会費を払っている限り永久にANAの上級会員資格を維持できる特別なANAカードである「スーパーフライヤーズカード(以下、SFC)」。
その発行は、1年だけANAにたくさん乗ってSFCを発行しようという「SFC修行」の最終到達点でもあります。
SFC発行の王道は、あらかじめSFCに切り替え可能なANAカードを持っておき、プラチナ会員になった時点で切り替えを申し込む、というものです。
この記事では、SFCの種類と年会費の他、ANAカードとの違いについて取り上げています。
・SFCにはどんな種類があって、いくら維持費がかかるのか?
・SFC発行を前提にした時、どのANAカードを発行するべきか?
・複数のANAカードを持っている時、どれをSFCとして持っておくべきか?
これらの疑問を持っている方には、特に参考にしてもらえるのではないかと思います。
SFCの種類
SFCには、カードの種別・ランクとして大きく次の3つがあります。
・ANA スーパーフライヤーズ一般カード
・ANA スーパーフライヤーズゴールドカード
・ANA スーパーフライヤーズプレミアムカード
ここに、JCB、VISA、Master、ダイナース、アメリカン・エキスプレスの各国際ブランドが関わって、多くの種類のSFCが存在するということになります。
SFCを発行する際は、新規発行ではなく既存のANAカードからの切り替えとなる場合が多くあります。
SFCの名称 | 切り替え前のANAカード |
ANA JCB スーパーフライヤーズ一般カード | ANA JCB一般カード ANA JCBワイドカード |
ANA VISA スーパーフライヤーズ一般カード | ANA VISA一般カード ANA VISAワイドカード |
ANA Master スーパーフライヤーズ一般カード | ANA Master一般カード ANA Masterワイドカード |
ANA JCB スーパーフライヤーズゴールドカード | ANA JCBワイドゴールドカード |
ANA VISA スーパーフライヤーズゴールドカード | ANA VISAワイドゴールドカード |
ANA Master スーパーフライヤーズゴールドカード | ANA Masterワイドゴールドカード |
ANA ダイナース スーパーフライヤーズカード | ANA ダイナースクラブカード |
ANA アメリカン・エキスプレス スーパーフライヤーズゴールドカード |
ANA アメリカン・エキスプレスゴールドカード |
ANA JCB スーパーフライヤーズカードプレミアム | ANA JCB カードプレミアム |
ANA VISA プラチナスーパーフライヤーズプレミアムカード | ANA VISA プラチナプレミアムカード |
ANA ダイナース スーパーフライヤーズプレミアムカード | ANA ダイナースプレミアムカード |
ANA アメリカン・エキスプレス スーパーフライヤーズプレミアムカード |
ANA アメリカン・エキスプレスプレミアムカード |
並べると非常に長い名前のクレジットカードが多くて混乱しそうになりますが、わかりやすくまとめると
・一般カードまたはワイドカードはSFC一般カードへ切り替えとなる
・ゴールドカードはSFCゴールドカードへ切り替えとなる
・プレミアムカードはSFCプレミアムカードへ切り替えとなる
という3点に集約されます。
ただし、
・ANAカードの「一般カード」には、切り替え先のSFCが存在しないものがある
という点には注意が必要です。
特に、アメリカン・エキスプレスの一般カードにはSFCが存在しないというところは盲点と言えるかと思います。
この部分の詳細については、ANAカードについて比較した以下の記事の「SFC修行という観点から見た場合のANAカード」にてまとめています。
SFCとANAカードで変わるのは「フライトボーナスマイル」と「年会費」
ANAの上級会員である「SFC会員」として得られるANA側の特典を除いて、SFCと切り替え前のANAカードは、何が違うのでしょうか。
対象となるSFCによって、クレジットカードの機能として持つ細かい部分が異なるために複雑化していますが、ポイントは次の2つです。
・フライトボーナスマイル
・年会費
以下、詳しく見ていきます。
フライトボーナスマイル
フライトボーナスマイルは、SFC会員となった後に上級会員ステイタスの特典として得られるもので、ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンドの各上級会員種別とは別に設定されています。
SFC所持によるフライトボーナスマイルは、SFC一般カードが35%、ゴールドカードが40%、プレミアムカードが50%です。
フライトボーナスマイル | ANAカード | スーパーフライヤーズカード |
一般カード | 10% | 35% |
ワイドゴールドカード | 25% | 40% |
プレミアムカード | 50% | 50% |
切り替え前のANAカードと比較すると、一般カードだと+25%、ワイドゴールドカードだと+15%の差が生じます。また、プレミアムカードの場合は、SFCへの切り替え前後でマイル積算率に差がないということがわかります。
年会費
SFCは、種類によって切り替え元となるANAカードよりも年会費が高く設定されているものがあります。
(以下、特に記載のない場合は8%税込の金額です)
切り替え前のANAカード | 切り替え前 年会費 |
切り替え後 年会費 |
差額 |
ANA JCB一般カード | ¥2,160 | ¥11,070 | ¥8,910 |
ANA VISA一般カード | |||
ANA Master一般カード | |||
ANA JCBワイドカード | ¥7,830 | ¥3,240 | |
ANA VISAワイドカード | |||
ANA Masterワイドカード | |||
ANA JCBワイドゴールドカード | ¥15,120 | ¥16,200 | ¥1,080 |
ANA VISAワイドゴールドカード | |||
ANA Masterワイドゴールドカード | |||
ANA ダイナースクラブカード | ¥29,160 | ¥30,240 | |
ANA アメリカン・エキスプレスゴールドカード | ¥33,480 | ¥33,480 | ¥0 |
ANA JCBカードプレミアム | ¥75,600 | ¥75,600 | |
ANA VISA プラチナプレミアムカード | ¥86,400 | ¥86,400 | |
ANA ダイナースプレミアムカード | ¥167,400 | ¥167,400 | |
ANA アメリカン・エキスプレスプレミアムカード | ¥162,000 | ¥162,000 |
切り替えの前後で比較すると、このような形になります。
アメリカン・エキスプレスゴールドカードと、全てのプレミアムカードは切り替え前後での年会費に差がありません。
一般カードから切り替えた場合、年会費の差額が8910円と最も大きくなります。
SFC一般カードは、名称こそ「一般」ですが海外旅行保険などの補償がワイドカード以上相当になりますので、最も切り替え前後での差が大きい種類のSFCです。
なお、この関係があり「ANA一般カードからSFC一般カードへの変更は、無審査の切り替えではなく審査の上での上位カード発行となる」とする見方もあります。
SFC修行によってSFCを発行しようと思う場合で、より安心感を得ようとするなら、あらかじめワイドカード以上のANAカードを発行しておくことが無難です。
SFC単体の最低維持費は年約1万円
切り替え前後で比較すると、若干通常のANAカードよりも年会費が高くなることが多いSFCですが、その最低維持費はいくらになるでしょうか。
この場合、ポイントとなるのは国際ブランドがVISA、Masterの場合の割引制度です。
これらのカードは三井住友カードが発行しており、「WEB明細書サービス登録+年6回以上請求発生」「マイペイすリボに登録+年1回以上決済」による年会費の割引サービスがあります。
ANAカード 年会費割引特典|クレジットカードの三井住友VISAカード
これらの割引サービスは、上記の公式ページではSFCについての明示的な記載がありませんが、実際にはSFCもANAカードと同様に同額の割引が適用されます。
①WEB明細書サービス登録+年6回以上請求発生
一般カードで525円、ゴールドカードで1080円割引
②マイペイすリボ+年1回決済
一般カードで1053円、ゴールドカードで3780円割引
ゴールドカードのみ、①と②を両方とも行うと割引が重複適用となり、合計4860円の割引になります。
これらを利用し、年会費を最大まで割引した場合のSFCの年会費は以下のようになります。
切り替え前のANAカード | 切り替え前 年会費 |
切り替え後 年会費 |
差額 |
ANA JCB一般カード | ¥2,160 | ¥11,070 | ¥8,910 |
ANA VISA一般カード | ¥1,107 | ¥10,017 | |
ANA Master一般カード | |||
ANA JCBワイドカード | ¥7,830 | ¥11,070 | ¥3,240 |
ANA VISAワイドカード | ¥6,777 | ¥10,017 | |
ANA Masterワイドカード | |||
ANA JCBワイドゴールドカード | ¥15,120 | ¥16,200 | ¥1,080 |
ANA VISAワイドゴールドカード | ¥10,260 | ¥11,340 | |
ANA Masterワイドゴールドカード | |||
ANA ダイナースクラブカード | ¥29,160 | ¥30,240 | |
ANA アメリカン・エキスプレスゴールドカード | ¥33,480 | ¥33,480 | ¥0 |
ANA JCBカードプレミアム | ¥75,600 | ¥75,600 | |
ANA VISA プラチナプレミアムカード | ¥86,400 | ¥86,400 | |
ANA ダイナースプレミアムカード | ¥167,400 | ¥167,400 | |
ANA アメリカン・エキスプレスプレミアムカード | ¥162,000 | ¥162,000 |
SFC単体で見た場合の最低維持費は、8%税込で10017円。ほぼ1万円ちょうどです。
SFCの魅力「家族カード」も切り替え前より高くなる
家族カードはその発行により「SFC家族会員」となって得られる基本的な特典がSFC本会員と変わりがないという特徴があり、SFCの最大の魅力とも言える点の一つです。
家族カードの発行にかかる年会費はカードの種類によってもさまざまですが、本会員と同じく切り替えの前後で比較すると以下のようになります。
切り替え前のANAカード | 切り替え前 年会費 |
切り替え後 年会費 |
差額 |
ANA JCB一般カード | ¥1,080 | ¥5,508 | ¥4,428 |
ANA VISA一般カード | |||
ANA Master一般カード | |||
ANA JCBワイドカード | ¥1,620 | ¥3,888 | |
ANA VISAワイドカード | |||
ANA Masterワイドカード | |||
ANA JCBワイドゴールドカード | ¥4,320 | ¥8,100 | ¥3,780 |
ANA VISAワイドゴールドカード | |||
ANA Masterワイドゴールドカード | |||
ANA ダイナースクラブカード | ¥6,480 | ¥11,340 | ¥4,860 |
ANA アメリカン・エキスプレスゴールドカード | ¥16,740 | ¥16,740 | ¥0 |
ANA JCBカードプレミアム | ¥4,320 | ¥4,320 | |
ANA VISA プラチナプレミアムカード | |||
ANA ダイナースプレミアムカード | 無料 | 無料 | |
ANA アメリカン・エキスプレスプレミアムカード | 無料 | 無料 |
切り替え前に家族カードを発行する意味があるか?という点については微妙な人も多いかと思いますが、 SFCは本会員カードだけでも切り替えに10日程度を要しますので、家族カードを含めて最短で切り替えをしたい、という場合には直前に家族カードを発行しておくこともアリかと思います。
SFCを最短で切り替え・発行するための方法は以下の記事にまとめていますので、こちらもご参照ください。
www.romulus-k-anaume.net
切り替えの前後での年会費を比較すると、アメリカン・エキスプレスゴールドカードとプレミアムカードを除いて、4000円弱~5000円程度の増額となっています。
SFC単体での維持費の差額と比べて、特にゴールドカードでの年会費がそれなりに高くなっていることがわかります。
家族カード発行によって得られる恩恵が非常に大きいので、それに見合った年会費に設定されている、ということなのでしょうね。
なお、VISAとMasterに関しては、本会員と同様に割引の制度があります。
本会員では2つ割引制度がありましたが、家族カードはWEB明細書サービス登録による割引がなく「マイペイすリボ+年1回決済」による割引のみとなります。
年会費は一般カードで567円、ゴールドカードで1620円割引で、それぞれ4941円、6480円となります。
この割引を利用し、最大まで年会費を割引した場合のSFC家族カードの年会費は、以下のようになります。
切り替え前のANAカード | 切り替え前 年会費 |
切り替え後 年会費 |
差額 |
ANA JCB一般カード | ¥1,080 | ¥5,508 | ¥4,428 |
ANA VISA一般カード | ¥513 | ¥4,941 | |
ANA Master一般カード | |||
ANA JCBワイドカード | ¥1,620 | ¥5,508 | ¥3,888 |
ANA VISAワイドカード | ¥1,053 | ¥4,941 | |
ANA Masterワイドカード | |||
ANA JCBワイドゴールドカード | ¥4,320 | ¥8,100 | ¥3,780 |
ANA VISAワイドゴールドカード | ¥2,700 | ¥6,480 | |
ANA Masterワイドゴールドカード | |||
ANA ダイナースクラブカード | ¥6,480 | ¥11,340 | ¥4,860 |
ANA アメリカン・エキスプレスゴールドカード | ¥16,740 | ¥16,740 | ¥0 |
ANA JCBカードプレミアム | ¥4,320 | ¥4,320 | |
ANA VISA プラチナプレミアムカード | |||
ANA ダイナースプレミアムカード | 無料 | 無料 | |
ANA アメリカン・エキスプレスプレミアムカード | 無料 | 無料 |
SFC家族カードだけで見た場合の最低維持費は、8%税込で4941円。約5000円です。
本会員+家族カード1枚の最低維持費は年14958円
ここでひとつ、一般的な家庭のモデルとして「夫婦+子供2人」という状況を考えてみます。
例えばこの一家4人で海外旅行に行こうとした時、ラウンジの利用や手荷物優先など、一通りの主要な上級会員特典を利用するためには本会員のSFCだけでは足りません。
特に注意が必要なのはラウンジの利用で、ANAラウンジを利用することを考えた場合、SFC本会員の資格で入室ができるのは本人+同行者1名のみです。
家族4人で利用するためには、家族カードを発行して「本会員+同行者1名」に加えて「家族会員+同行者1名」とする必要があります。
なお、搭乗手続きや優先搭乗などの特典は公式には「本人のみ」とされていますが、実際の運用では利便性の向上のため家族にも同様に適用してもらえるケースが多いかと思いますので、ここでは割愛しています。
SFC本会員と家族会員で得られる恩恵の違いについて詳しくは、以下の記事をご参照ください。
www.romulus-k-anaume.net
この時、本会員+家族カード1枚とした場合の最低維持費を考えてみます。
年会費が最も安くなるのは、本会員・家族会員ともにVISAかMasterの一般カードを発行し、マイペイすリボ+年1回以上の決済による割引を適用した場合です。
この場合で、年会費は本会員が10017円、家族会員が4941円。合計で14958円となります。
毎年家族旅行をした時に、上級会員の恩恵を受け続けるために必要な維持費が、最低で年間約15000円かかるということになります。
SFC修行の場合、取得までにかかる航空券代の目安が約40万~50万円程度。
ここにSFC取得後の維持費を加えると、現在30歳の人がSFCを取得し、65歳になるまで維持したとして、35年間の上級会員資格維持に約100万円かかることになります。
これを安いと見るか、高いと見るか。
元々のANAカードに何が必要か、という条件や旅行の頻度・価値観によって大きく変わってくるところですが、個人的には十分所持の検討に値するものだと思います。
どのANAカードをSFCにするべきか
ここからは「どのANAカードをSFCとして持っておくべきか」を、さまざまな条件から検討してみましょう。
最低維持費にするなら一般カード→SFC一般カード
年会費を安く維持したいというのは、誰もが願うことですが、それだけを考えるなら「ANA一般カード」から「SFC一般カード」への変更が最も適した選択です。
最低維持費とするためには国際ブランドをVISAかMasterにし、年会費の割引を受ける必要があります。
前述の通り、ANA一般カードからの切り替えには審査が伴い、審査落ちのリスクが発生するという見方もありますので、この場合は切り替え直前にワイドカードを発行するなどの対応が次善策となるでしょう。
この場合の維持費は、本会員が10017円、家族会員が4941円。
元のANAカードとの差額は、本会員が8910円、家族会員が3888円です。
決済でもマイルを貯めるならワイドゴールドカード→SFCゴールドカード
年会費は少し高くなりますが、クレジットカードとしての利用を検討するならお勧めなのはワイドゴールドカードからSFCゴールドカードへの切り替えです。
特に、年会費の割引が得られるVISAかMasterは、非常にコストパフォーマンスの高いSFCです。
実際にSFC修行を行った人の中では、おそらくこのパターンの人が最も多いのではないかと思います。
年会費は、VISAかMasterで発行して最大の割引を適用した場合で本会員が11340円、家族会員が6480円です。元のANAカードとの差額は、本会員が1080円、家族会員が3780円となります。
最低維持費のSFC一般カードと比較した場合の差額は、本会員が1323円、家族会員が1539円です。
一家4人での利用を想定して、本会員+家族カード1枚として見た場合の維持費が17820円。
一般カードに2862円プラスするだけでゴールドカードとなる計算です。
このパターンの最大の魅力は、切り替え前後での年会費の差額が小さいこと。
元々の年会費と、切り替え後の年会費にそれほど差がなく、バランスの取れた選択と言えるかと思います。
最低維持費となるSFC一般カードとどちらを選ぶか、という基準は何か。
最も大きいのは「決済にSFCを用いるか?」=「SFC決済でマイルを貯めるか?」という点です。
決済時のマイル積算率については切り替えの前後で差はありません。
ANAカードの比較記事にて詳細を取り上げていますが、SFC一般カードの場合の基本マイル還元率は0.5%(5マイルコース)。
これを1.0%(10マイルコース)にするためには、年間6480円(VISA・Masterの場合)のマイル移行手数料を支払う必要があります。
対してゴールドカードの場合は、移行手数料不要で1.0%となります。
つまり、還元率1.0%を維持するのならば、SFC一般カードよりもSFCゴールドカードの方が維持費が安くなるということです。
SFC一般カード:10017円+6480円=16497円
SFCゴールドカード:11340円+0円=11340円
SFC会員としての恩恵を受けるためには決済は必要ありませんので、メインカードとして決済に利用せずマイル還元率0.5%で運用するのなら、最低維持費のSFC一般カードを選択するべきでしょう。
ある程度以上の決済金額があるのなら、SFCゴールドカードの方を選択するべきです。
決済金額がいくら以上だったらゴールドカードの方がお得か、という基準は、1マイルあたりの価値をどの程度に見積もるかによって大きく変わりますが、例えばSFC本会員の年会費差額1323円に対して1マイル=2円の価値換算とするならば、年間で66150円以上が一つの目安となります。
マイペイすリボの手数料を少額発生させてボーナスポイントを得るテクニックを使うなら、年間の決済金額が少ない場合でもマイル還元率は約1.45%になりますので、ハードルはさらに低くなります。
プレミアムカードは何も考えずに切り替えでOK
なお、全てのANAプレミアムカードとANAアメリカン・エキスプレスゴールドカードに関しては、元々そのクレジットカードを所持する理由があるのなら、それをSFCに切り替えるのがベストであると言えます。
切り替え前後でクレジットカードとしての機能や年会費に全く差がないから、というのがその理由です。
それまでのANAカードと全く同じ感覚のまま、単純にSFCとしての恩恵を受けることができます。
まとめ
SFCの最低維持費は、SFC単体で約10000円、家族カード1枚と合計で約15000円です。
決済に用いずに保持するだけならSFC一般カードを最低維持費で。
決済に使うなら約3000円年会費をプラスしてSFCゴールドカードで維持する、というのがお勧めです。
自分が使っているのもSFC VISAゴールドカード+家族カード1枚発行、という形ですが、その選択に誤りはなかったと思います。
VISA・Masterの年会費割引は非常にありがたいという印象ですね。
今後も、他のブランドへの切り替えなどは行わずに使い続けていく予定です。
家に帰るまでが遠足であるように、SFCの発行を無事終えるまでがSFC修行です。
切り替え・発行でどのような選択をするかも含めて、有意義で楽しいものにできるといいですよね。